地域に開かれた病院。ひとりひとりに優しい病院。朝倉病院

 

医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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アニサキスのキスは痛い
アニサキスというと、海の魚の寄生虫で、生魚を食べると、急な腹痛を起こすことは知っていましたが、まさか自分に降りかかるとは思ってもみませんでした。
医者の不養生か・・・?

事の顛末は、2~3日前に知人二人と一緒に、海産物を扱う料理屋で夕食を食べたことから始まります。
楽しい会話で、刺身を少々口にしたのは覚えていますが、その後、何事もなく帰宅、入眠しました。

ところが、夜中1時頃、突然身体が痒くなってきたのです。
特に手足があまりにも痒いので、まさか生魚があたり蕁麻疹が出たのかと思って、洗面台で見てみましたが、何も出ていません。
蕁麻疹は、皮膚が盛り上がったようなブツブツが出るのですが、小さな皮疹がポツポツあるくらいでした。
それでも、こんな皮疹が出るのも変です。

しばらくすると、何となく胃が痛いと感じるようになりました。
それが、次第に強くなります。
同時に、胃に何かが詰まったような感じになるので、たまらず喉を指で刺激して吐こうとしましたが、全く吐けません。
却ってその刺激が連続して、激しい嘔吐反射を起こして、胃袋が勝手にひっくり返る動きが数度続くと、さすがに自分の身体が、何者かに乗っ取られたような恐怖を感じたくらいです。

それでも、寝れば何とかなると思いトライしますが、胃のえぐるような痛みは続き、眠れません。
それも胃の収縮に伴うので、ああ痛みが来る、来るぞ、来た~という感じで分かります。
一体、原因は何だろう?
暴飲暴食するほど口にしてないので、胃痙攣ではないだろうし、最近は胃の調子も悪くないので、胃潰瘍になったかな、もしかしてアニサキス?まさか??そんな感じで多少痛みが楽になりつつも、ついに眠れず朝を迎えました。

起きて女房に話すと、「そりゃ、アニサキスの可能性が高い」というので、早速、以前に診てもらった病院で胃カメラをしてもらいました。
画像を見ることができたので、それを見ていると、確かに白い糸状の物が胃壁にこびりついています。

それを鉗子で剥ぎ取るように取り除いてもらうと、胃壁から血が滲んでいました。
そのアニサキスは、体長3cmの直径が2mmぐらいで、胃壁にくっついた部分はわずかな大きさですが、それなのにあの症状とは驚きです。
アレルギー反応で、痛みが強いという話ですが、確かにあの前兆とも言える痒さは、アレルギー特有でしたね。
この季節には多いらしく、今月でも3人目だとか。

いやぁ、まさか自分は罹らない、特別だという無意識の思いは禁物です。
一緒に食べた知人二人は何ともないそうで、もっとよく噛めば良かったのか?

それにしても、あの胃壁が剥がれる感じ、まさにアニサキスのキスですね。
アニサキスのキスは痛いと痛感した次第ですが、治療費も異物除去で1万円超えとは、今回のキスは懐も痛みました。
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by asakura_h | 2015-02-28 12:30
寒い時期の過ごし方
平成27年もはや2月、このブログもサボっていたらあっという間です。
このままなら、特に今月は28日しかないので、気が付けばもう3月なんてありですか?
このスピード感は半端ないですね。

その間にも様々な事件が起きました。
国際的なことでは、日本人が自称イスラム国に人質にとられ、政府の対応も後手に回り悲劇を迎えましたが、巷ではインフルエンザが猛威を振るい、さらにはノロウイルスも加わり、上(嘔吐、咳や痰)から下(下痢)へと大騒ぎでした。

当院もインフルのために、一時は入院を断らざるを得ない状況に追い込まれましたが、最もこのミクロのテロリストのほうは、何とか耐えきれば凌げますので、今は現状に戻っていますけどね。

しかし、ここまで拡がった原因は油断でしょうね。
最初の発病者から厳しい処置、つまり抗ウイルス剤の予防投与や、ご家族の見舞い制限などの対策をしていれば防げたと思います。

また、予防接種の効果のせいか、罹患者の症状が軽いため、軽い風邪や単なる胃腸炎だから大丈夫だと勝手に判断して、あちこちと動き回り、まき散らした可能性もあるので、これからは軽い症状でも要注意です。

それにしても、正念馬第2コーナーも初っ端から全開とは・・・。
それも、今年は4月以降に本命が待っているというのにですよ。

実はこの冬の寒さ以上に寒いのが、今年の介護報酬改定なのです。
消費増税ができなかったせいなのか、約2%のマイナス改定です。
特に特別養護老人ホームは、内部留保がたくさんあるから下げるなんて言いがかりもいいところです。
これが次回の改定まで3年は続きますから、ちょっとした氷河期です。
状況としたら、いきなり寒いところに着の身着のまま放り出されたような感じですが、はたしてどう対処すべきなのか?

まずは、ひとりひとりが身体を動かして暖かくするしかないですね。
寒い寒いと縮こまれば余計に寒いので、自ら身体を動かし、熱気をつくる。
これは、それぞれスタッフが主体的に仕事に取組み、サービス向上、利用者増加につながることを意味しています。

10年前の中越地震後に、窮地に陥った村の中でも復興しているのは、ひとりひとりの住民が主体的に関わった村のようです。
その為には職員がそうできるよう、風通しの良い組織作りも必要です。

もう一つは、こうなると厚生労働省の思うつぼかもしれませんが、皆で寄せ集まって温まるしかないですね。
不採算と採算性のある事業所を合わせ、互いに利益を相殺できるよう大型化する。
そうすることで、職員を効率よく配置して運営していくことも可能です。

ただ、報酬減なので安易に職員減というは、服を脱ぐようなものだと感じます。
では、そんな寒い時期はいつまで続くのか?
消費増税で少しは好転する可能性もあります。
勿論、インフルと同様、油断は禁物ですが。
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by asakura_h | 2015-02-21 12:30