地域に開かれた病院。ひとりひとりに優しい病院。朝倉病院

 

医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
by asakura_h
プロフィールを見る
画像一覧
検索
最新の記事
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
トップページ >> 理事長の医ごっそうコラム
asakura01.exblog.jp
トップ
    
<   2013年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧
人類未体験テーマパーク「少子高齢化ランド」へようこそ
テーマパークにも色々ありますが、日本がこれから20年後に体験する未来をテーマとしたテーマパークはすごいリアルですね。
あくまでも外国人などを受け入れない場合ですが、その名もずばり“少子高齢化ランド”です。
その時、国際医療福祉大学の高橋泰教授によると、生産年齢人口と高齢者人口の推移から3つの地域になるそうです。

まず1つ目は大都市地域で、首都圏、関西圏、中部圏が該当し、生産年齢人口が1割減少して、高齢者人口が最大2倍に増加する地域です。

2つ目は中小都市地域で、これは県庁所在地や主要な都市が該当します。
生産年齢人口は2割から3割減少するが、高齢者人口は微増かやや横ばいの地域です。

3つ目は上記以外の地域で、主に村落が多いでしょうが、生産年齢人口も高齢者人口も減少する過疎地域です。
その減少幅も最大4割に達するのではないかと言われています。

これらを考えると、これからの高齢者問題が“都市問題”だというのが明らかです。
教授の試算によると、首都圏でも100万人ほどの高齢者を地方が引き受けることができれば、随分と大都市の高齢者問題は緩和されるそうです。
ちなみに、区役所で東京以外に高齢者住宅を建てたり、わが高知県も高齢者誘致に力を入れ始めています。

さて、その高知県は2つ目の地域に属する高知市を中心に、3つ目に属する多くの過疎地域を抱えています。
要するに、高知市には人口が集中するけれど、そんな高知市も人口減少は避けられない。

そうなると色んな分野でのダウンサイジングが避けられない状況です。
もちろん、医療の分野でさえも若年者中心から、重度の高齢者は増えるので、高齢者にシフトでしょう。

おそらく、この分野では延命は全て自費扱いぐらいにでもしない限り、どんどん増えていきますね。
数から言えば、3人の若者で1人の高齢者を看る社会ですが、このまま進めば、1人の若者が1人の高齢者を看るという事態もあり得る勢いです。

そんな社会を扱った短編漫画がありました。
老人1人を若者1人が看ることが義務化された社会の話です。
若者は、老人に振り回されながら、結局のところは理解していくのですが、高齢者を看れば税金が優遇されるようにでもなれば、案外積極的に看るようになるかもしれませんね。

もし、自由に若者が老人を選べることができれば、愛想のいい物解りが良い人や、お金をくれそうな気前のいい人に人気が集中しそうですね。
ブログみたいに老人人気ランキングとかできたりして・・・。
そうなれば、人気の老人は引っ張りだこです。

一方、老人にしても選ばれる老人になるため、「若者に好かれる方法」なんて本が刊行されたり、あるいはスクールなんかもできるかもしれませんね。

いやはや、そうなれば年を取るのも大変です。
これもまた、別の“とし(齢)問題”ですね。
[PR]
by asakura_h | 2013-10-31 09:30
正直言って、今、災時期(さいじき)です
9月といえば台風ですが、今年は10月になっても依然として台風が多く発生し、プロ野球のクライマックスシリーズの前に、台風のクライマックスシリーズは既に延長戦突入です。

今回の台風26号は、10年に一度の規模とあってさすがに強烈でした。
伊豆大島では、1カ月に相当する雨がたった1日で降り、土砂災害になったぐらいですから、もし、日本列島が台風の東側に入っていたら、被害はさらに甚大だったことでしょう。

それにしても台風や地震、竜巻、集中豪雨など、天災は忘れた頃にやってくると言いますが、嘘ですね。
最近では記憶が生々しいうちに次々とやってきます。
変に災害慣れしそうで怖いくらいです。
まさに“災時期”ですね。

そう言えば、MM9という小説やドラマは、気象現象を怪獣に設定したものですが、実際子供の頃によく見た、60年代のウルトラマンなどの怪獣コンセプトは自然災害だったそうです。
その怪獣も自然のバランスが崩れた結果で現れますが、地球温暖化はまさにそのアンバランスの象徴です。

そんな毎日は、まるで60年代にタイムスリップしてリアルなウルトラマンという番組を見ている感じでしょうか?
もしかして、あのドラマは未来の預言書、あるいは災害黙示録だったのかもしれないですね。

ただ、あの時代と大きく違うのが、ウルトラマンがいないことです。
科学特捜隊はいないけど自衛隊がいますから、ウルトラマンだけはどうしようもないですね。
円谷プロも一度つぶれたし・・・関係ないか?

ただし、本当はウルトラマンは見えないだけで存在していて、毎回出現する自然災害という怪獣を退治しているので、ずっとは続かず一過性に終わるとも言えます。
問題はウルトラマンに関わらず、完全に災害を予知して防備しない限り、被害は間違いなく起きるので、我々自身で防ぐしかないのは事実です。
その為には我々も様々な武器が必要です。

例えば、この9月には関連の社会福祉法人長い坂の会が、高知市と福祉避難施設の契約を結びました。
これは二次避難施設で、一次避難施設で高齢者や障害者などの災害弱者を優先的に収容することが可能な施設となりますので、災害時には優先的に人的・物的援助を得られたり、防災設備を充実することができます。
そう考えると、これも有効な武器のひとつでしょう。

他には衛星電話を設置したり、様々な防災グッズの充実が重要です。
もちろん、そんなハード面だけでなくソフト面でもきちんとして、事業継続や避難時のマニュアルの徹底、防災訓練も重要です。

さらに備えるという心構え、ハートも大事ですね。
それこそ人との絆も貴重で、天災と付き合う前に普段から人との付き合いも大事ですね。

天災は忘れようが忘れまいがやってくる。
我々の思いと無関係に。
[PR]
by asakura_h | 2013-10-19 09:00