地域に開かれた病院。ひとりひとりに優しい病院。朝倉病院

 

医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
by asakura_h
プロフィールを見る
画像一覧
検索
最新の記事
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
トップページ >> 理事長の医ごっそうコラム
asakura01.exblog.jp
トップ
    
<   2012年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧
Dr.地震のアドバイス
今回は地震対策について、Dr.地震こと高知大学理学部の岡村教授から当院へのアドバイスをまとめてみました。

南海大地震は100年から150年周期で起こる、世界で最も規則的な地震であり、前回は1946年ですから次に起こるのは2046年前後に起こるものと考えられますが、正確には言えません。
ただ、阪神大震災、島根、北九州と続けて起きている地震が、南海大地震の予兆だと考えると、恐らく今後15年後プラスマイナス5年で起きるのではないか、つまり早くて10年、その間に対策を講じる必要があります。

大きな揺れ以外にも津波は避けられず、高知市内は中心部に向かって緩やかにすり鉢状になっていて、海抜0メートル地帯や埋め立て地も多く、浦戸湾から入り込んだ津波が、長時間にわたり高知市内にとどまる可能性もあります。

幸い高知市の西の外れにある朝倉病院周辺は、土地が高い位置にあり津波の心配はないですが、がけ崩れや地盤の弱いところの液状化現象は防げないので、梅雨時から夏場にかけての雨が多い時期は特に注意が必要です。

問題は揺れがどの程度かということですが、マグニチュード8前後で地形の関係から東西方向の揺れが激しく、東西に長い建物ほど揺れが強く崩壊の危険があります。
この揺れは、カタカタと小刻みな揺れが約10秒続いた後に、大きな揺れが100秒くらい続くので、行動するなら最初の揺れの時です。続く大きな揺れの間は、家中の物が倒れてきたり移動したりと大変危険ですから、予防対策をするなら物が動くことを防ぐことから始まります。

こういう物の動きは簡単な支えで防止することができ、例えば家具類は、段ボール箱などを積み重ねて天井との隙間をなくすことでも効果があり、大事なのは日頃から危険性を予測して対策をしておくことが肝心です。
特に寝室は絶対に大きな家具などを置かないことが重要です。
押しつぶされて即、死もあり得ますから。

またガラス等の破片がありますので、行動するためには頑丈な靴が必要ですし、いざという時に手に取りやすいよう寝室に置いておくことも大事です。
玄関等の扉は開かなくなると考えたほうがよく、バール等を準備することも必要です。

その他にも、トイレが使えない、食糧はどうやって調理するかなど、様々な困難が考えられますが、キャンプ用品があればしばらく対応が可能です。
みなさん一度キャンプしてみるのもいいかもしれません。

とにかく高知は水没しそうな高知市をはじめ、山間部の市町村も道路が寸断され、孤立する危険性が高く、1週間分の食糧を備蓄することが必要だと思われます。
つまり、1週間を自力で生き延びろということです。

それにしても、あと10年以降ですからね、明日は大丈夫だとつい思いがちですが今からですね。
ええ、まずは居間からです。
[PR]
by asakura_h | 2012-01-28 12:27
国企合作「アリセプト」
今年の秋ぐらいに不活化ワクチンが日本で正式認証になるとか?
生ワクチンでは副作用の麻痺が生じるため、多くの先進国では不活化ワクチンが使用されていますが、日本は遅れています。
国内での生産を待つためでしょうか?

それと似たようなことが以前にもありました。
薬害エイズ問題で話題になったミドリ十字という会社は、厚生省の天下り先でしたが、この会社の血液製剤を守るために、海外の安全な血液製剤の輸入が遅れ、HIVに汚染された血液製剤を使用したことで、エイズ患者を出したのです。

また最近では、アリセプトというアルツハイマー病の治療薬でもありました。
実はアリセプトという薬は、日本のエーザイという製薬会社で作られた薬なのです。
それを守るために、10年前から既に海外では使用されている治療薬、メマリーやリバスチグミン、レミニールなどが、アリセプトの特許切れにより去年になってようやく解禁されました。
特許切れということは、いわゆるジェネリック、別名ゾロと呼ばれるカテゴリーの薬として、他メーカーが安く売り出せることを意味しますが、その納入価が3分の1になるところもありました。
もともと、それくらいの価値しかないということでしょうか?だとしたらアリセプトのメーカーは大儲けですね。

確かに国の産業を保護するという視点からは、ある程度やむ得ないこともあります。
韓国は各分野の国内企業をひとつにして、国がバックアップして製品の売り込みをかけていますから、企業と国の一体化はある程度やむ得ない面もありますが、それが過度に保護的になり、海外のいい薬の導入が遅れるというのは困りものです。

よく”国民的”という言葉を耳にしますが、昔はそう呼ばれるような人が結構いました。
国民的歌手と言えば美空ひばり、国民的作家と言えば司馬遼太郎、国民的アスリートと言えば長嶋や王、昭和の学生運動などは国民的騒動ですね。

最近の出来事では、東日本大震災が国民的悲劇です。
オリンピックは毎回、国民的メダル騒ぎですか?
さしずめ昨年国民栄誉賞をもらった、女子サッカーチームが国民的アスリートでしょうか?

ともあれ、アリセプトは昨年の日本の薬の中で売上第1位で、海外でも認知症薬の7割を占めますから、確かに効果は認められているのでしょう。
まさに、国民的薬と言っていいかもしれませんね。
いや、それ以上に国と企業が携えた国企合作の薬ですか?

1927年、中国共産党と国民党が日本軍と戦うため、国共合作という名のもとに手を携えて戦いましたが、国共合作は最後に共産党が勝利し、国民党は破れました。
国破れて企業残るでは困りますが、負ける時にはこの“国”という意味が政府じゃなくて、国民でなきゃあいいですけど・・・。
[PR]
by asakura_h | 2012-01-21 12:08
辰年跡を濁さず?
この正月は家族で東京に出掛け、2日には帰高、3日は当直で出勤しましたが、どこへ行くにも移動がスムーズでした。
東京は帰省のため、3日はまだ仕事をしている人があまりいないので、人が少ないというのはこれほど楽なのかと思いましたが、ぽつりぽつりお年寄りを見掛けたりすると、これが少子高齢の日本の将来なのかなと想像したり、気分はまるで未来へタイムスリップしたようでした。

さりとて今年は辰年、年始に経済の講演を聞くことができました。
講師の西岡幸一専修大学教授によれば、今年は1996年と似ているそうです。

1995年には阪神大震災があり、79円という円高、オウム事件、地下鉄でサリンが撒かれたことも記憶に新しいものです。
まさに2011年は東日本大震災、75円という超円高、福島原発の放射能漏れなど、確かにサリンと放射能の違いはありますが、概ね類似しています。
このため1996年は、震災後の復興需要や円高メリットが表面化して景気が上向き、それは2年後の自民党橋本内閣が消費税を上げるまで続いたそうです。

とすれば今年は、震災復興需要があり、円高のメリットもあるということで景気も上向きそうですが、それも消費税が上がるまでということになりそうですが、果たして野田首相の邁進する消費税アップは成就するのでしょうか?

確かにいずれ消費税が上がるのはやむ得ないことでしょうが、来年度の予算が90兆円、兆と言われても全くピンときませんが、税収はそのうち約半分、つまり残りの45兆円は借金だということです。
だいたい消費税1%で2兆円ぐらいの税収入があるそうで、どう考えてもこの45兆円の借金を返済にするには20%以上の消費税が必要です。
もしそうなったら、誰も物を買わなくなり、アンダーグラウンドから商品を調達したりして、案外イタリアのような税金に引っ掛からない闇経済が暗躍することになるかもしれませんよ。

どう考えても、財政再建より財政改革が同時に必要でしょう。
特に一般会計と一緒にして、金の使い道に融通を利かすようにしなければならないのは明白ですから、それに関する政策がないのは全く合点がいきません。

と、まあ色々考えると溜め息が出そうな様々な難題が山積している2012年ですが、干支でいうと壬申になるそうです。
妊や任という字にもある「壬」は色んな問題をはらむことを意味し、振などの「辰」はそれを解決するというような意味だそうです。

ということは“立つ鳥跡を濁さず”、つまり去っていく鳥は綺麗にしてから行くという意味のことわざ通り“辰年跡を濁さず”ですか?
きっと難しいでしょうね・・・。
[PR]
by asakura_h | 2012-01-14 08:45
”かせいふの野田さん”は大丈夫か?
昨年末はドラマ「家政婦のミタ」が大ヒットしました。
私は普段あまり連続ドラマを見ないのですが、何本か録りだめしておき、評判が良かったものを終わり頃にまとめてビデオで見るようにしています。
このドラマは確かに面白かったですね。

オープニングはカラスが出てきて、小説“悪の教典”のようなサスペンスの雰囲気があり、そこにロボットのように無表情で、命令を忠実かつ完璧に実行するプロフェッショナルな家政婦として派遣されてくるのが、松嶋菜々子演じる“ミタさん”です。
表情や言葉もまるでゴルゴ13の女版のような感じですね。
「後ろに立たないで下さい」なんてセリフはそのものです。

その派遣先は4人家族で父親には恋人がいて、奥さんに別れ話を切り出した直後に、奥さんが自殺をしたという危機的状況です。
能天気な奥さんの妹が、時々出入りしてドジなことをして、ドラマの緊張感を和らげてくれるのですが、この能天気な感じはその父親にも言えて、おかげで家庭状況は大変なのですが、何となくユーモラスな感じがします。

少し能天気過ぎるような気もしますが、実際にひどい状況になると、却ってあんな能天気な感じにならざるを得ないような気もします。
その“ミタさん”は、家族の命令を実行していく過程で、家族の気持ちもほぐして再生していくのです。
そういう面では、このドラマは災害に見舞われた家族のもとにやってくる、無表情だけど仕事を忠実にこなして救済していく、ヒーローのドラマに見えないこともないですね。

また、この“ミタさん”という名前が結構面白い。
最後は“ミタ(三田)さん”を“サンタ”と呼んで、サンタクロースか?ということにしていましたが、家族の要望を何でも“ミタさん”とする、この“ミタす”ことに全力を掛けるプロの名です。

それにしても家政婦と一口で言いますが、それを完璧にやるとなると大変です。
朝の起床から食事の世話、部屋の片づけ、掃除、洗濯、裁縫、何しろ家の中の政治が家政ですからね。
「すべての政治の基本は家庭にある」なんて思ったりします。

そう思って今の国の政治を見てみるとマニフェスト破りで、それも民主党の基本政策であるコンクリートから人への転換という大事な部分をいともあっさり転換した“政府の野田さん”は大丈夫か?と心配になります。
民主党も離党者が出たり、なんだか崩壊前のようなきな臭い匂いがしてきますが・・・。

まあ、そもそも政府といっても官僚主導であれば、今の政府は仮の政府かもしれませんね。
“仮政府(かせいふ)の野田さん”ですか?
愛想笑いのような表情なんかなくてもいいから、“ミタさん”のような私達を唸らせるプロフェッショナルな政治を見せてもらいたいものです。
[PR]
by asakura_h | 2012-01-04 15:41