地域に開かれた病院。ひとりひとりに優しい病院。朝倉病院

 

医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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五十周年!五十年分の感謝送ります
当院もおかげさまで、9月10日に五十周年を迎えることができました。
結婚に例えると金婚式ですね。
当時十歳だった自分が還暦を迎えることを考えると、確かに長い時間だというのがわかります。

これも創業者の父、田辺裕丈をはじめとする多くの方が気づきあげた歴史があったわけで、中にはなくなった方も多くおられ、直接伝えることができませんんが、感謝を申し上げたいところです。

五十年前といえば、昭和43年です。
学生運動華やかしき頃、ちまたでは三億円事件があり、世界ではロバートケネデイやキング牧師の暗殺もあり、なんとなく不穏な感じでした。
JRも国鉄という名前で、蒸気機関車もとおっていたんですね。
最後の蒸気機関車ということで、朝倉病院の近くをとおる蒸気機関車の写真が残っています。

当時は高齢化社会を迎えるということで、老人専用の病院が全国にできはじめた頃で、当院も全国で一番最初というわけではありませんが、創業者が早くに問題を受け止め、開業にこぎつけたわけです。
それでも老人をみてどうするんだという批判もあったそうですから、今では超高齢社会で、高齢者をみないとやっていけないことを考えると、創業者の先見性には感心させられます。

そんな創業者の理念に基づき、当院も社会福祉法人を開設するなどいわばケアミックスとして高齢者の医療福祉に展開してきましたが、ここ十年ぐらいでしょうか、厚労省の必殺技、梯子外しもあり、新たなことには安易に手をださずに、もっぱら、作った仏像に魂をいれるがごとく、ハードからソフト、ソフトからハートへど、内部の充実、レベルアップにシフトしてきました。

その間にも聖域なき構造改革は進み、医療業界も例外でなくなり、経営面の効率化が求められることになりました。
いわゆる医療の適正化というのですが、確かに医療だから特別というのが許されなくなってきたのです。
その結果、高度急性病院や急性病院、回復期の亜急性病院、慢性期病院などと機能分化が進み、
病院であれば、本来の治療を中心にしなくてはならないということで、当院ものんびりとした慢性期病院から入退院が頻繁になる病院に変わってきました。
おかげで職員が大変忙しくなりましたが、本当に職員が頑張り、組織運営面、収支の面などで大幅な改善がみられました。

勿論これもまだ途上ですので、問題点はありますが、なんとか安定した基盤はできたように感じます。
その上、介護療養病棟が介護医療院という在宅に変わるなど、老人医療福祉の未来の視野もはっきりしてきましたので、これからはハード的に新たな一歩を踏み出す計画をしているところです。

”良質な慢性期医療なくしては日本の医療はなりたたない”というのは、慢性期医療協会の会長の武久先生の言葉ですが、その通り、今後も高度急性期、急性期、回復期、クリニックや施設の安心した受け入れ先として、朝倉、鴨部、春野などの地域の橋渡しとして地域包括ケアシステムの一翼を担うことができればと考えています。
よろしくお願いします。

関わった多くの方々、地域や利用者の方々に五十年分の感謝をこめて。


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by asakura_h | 2018-09-16 17:10
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