人気ブログランキング | 話題のタグを見る

地域に開かれた病院。ひとりひとりに優しい病院。朝倉病院

 

医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
by asakura_h
検索
最新の記事
以前の記事
2024年 01月
2023年 12月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 05月
2020年 04月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 08月
2016年 07月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2014年 12月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 04月
2009年 12月
2009年 09月
2009年 04月
2008年 12月
2008年 08月
2008年 04月
2007年 11月
2007年 06月
2007年 02月
2006年 10月
2006年 05月
カテゴリ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
トップページ >> 理事長の医ごっそうコラム
asakura01.exblog.jp
トップ
<< 会議を制する者は時間を制する!?      iPS細胞で思い出すこと(研究... >>
土佐バカ日記1 秋楽図鑑
いよいよ10月も終わろうとしています。
まだ少し暑いと感じていた日差しは、いつの間にか冷たい空気にとって代わり、特に朝晩の肌寒いこと。
高知の秋もいよいよディープですね。
そんな秋を楽しんでみました。

21日の日曜日に、県立美術館へ県展を見に行きました。
開催最終日ということもあり、お客さんもそこそこ賑わっていました。

最初に現代アートのコーナーを見ました。
現代アートといえば、音楽でもただピアノを置いて人を集め、何かを演奏するものかと思いきや、ピアニストがピアノ自体をタクトで叩いて音を出して、これが新しい音楽だと言ったり、何とも意味不明なイメージです。

入ってみると、思った通り、中にはガラクタを何個か置いたような、意味不明瞭の作品がありました。
思わず中の部品の一部を、少しずらしたい欲求に駆られました。
少しずらすと作者が怒鳴り込んでくる、実はそんなパフォーマンスも作品だというのもありかな?と思ったり、反対に配置が却って偶然にも素晴らしくなり、いきなり特選に再度選ばれたら困る、などと色々妄想しているうちに、足が勝手に過ぎ去ってしまいました。

それにしても、さすがに特選に選ばれた作品はすごい。
Keichou(傾聴)というタイトルで、沢山の二枚葉に覆われた木から、数枚の二枚葉が空中に飛び立ち、次第に二つの耳が合体したように変化していく過程が描かれ、何ともユニークな発想の作品でした。

その後は、油絵等のコーナーを見ましたが、やはり特選ともなるとその画力は違いました。
心に何らかのインパクトを残していく、それだけでも見た甲斐があったというものです。
県展、なかなかいけますよ。

一方、読書では、孫崎 享氏の「戦後史の正体」が面白かったですね。
ネットでの評判を見て、以前に購入していましたが、いつの間にかベストセラーになっていたので、慌てて読みました。

内容は日本の政治家、特に首相をアメリカ追随派、自主独立派に分けてみると、案外すっきりと日本の戦後の流れが分かるという代物です。
あの田中角栄が、アメリカに嵌められたというのも事実だった。
岸信介は、ただのアメリカ追随派ではなかった。
吉田茂は、アメリカに対峙していたように見えたのはポーズだった等、外交官であった著者だけに説得力がありました。

ふと裏を考えると、この本がどうしてこの時期に出版されたのか?
背後に何か政治的意図があるのではないか?
特にこういう本を読むと余計にそう感じるのは仕方ないかもしれません。
ただ、一般的にいくら感心しても、本は一歩引いて見ることが大事でしょうね。

そうは言いながら、読んだ後に、ついつい誰かに紹介したくなる本には違いありません。
読みやすく、秋楽にお気楽な一冊です。
by asakura_h | 2012-10-27 12:30
<< 会議を制する者は時間を制する!?      iPS細胞で思い出すこと(研究... >>