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医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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蛋白宣言、糖質制限
年齢的に五十代で気になるのは、血糖とコレステロールです。
先日、血液検査の結果を見て意外だったのが蛋白質、その中でもアルブミンの値でした。

アルブミンは血液中に含まれていて、血液の濃度調整や物質の運搬などに関わっています。
これが低下すると、血液が水っぽくなり、それが血管から体内に漏れるので、いわゆる“むくむ”を生じることになります。

そんなアルブミンは蛋白質を代表しており、その低下の状態からどれくらい長く生きれるかもだいたい推測が可能です。
何しろ蛋白質がすべての構造と機能を担っています。
構造とは、筋肉、骨などの身体のつくりのこと、機能とは成長、免疫など身体がしている全ての生理作用のことですから、人間の身体を社会、細胞ひとつひとつを人間に例えれば、働いているのは人間で、住まいも道路も道具なども人間で作られているという、奇妙な社会になるのです。

だから簡単に測定可能なアルブミンは重要な値なのです。
正常値の下限は、3.8g/dlですが、一般的に2.0以下では生命の維持さえ、おぼつかなくなります。
今回の自分の結果は、この値が正常範囲内ではあったのですが、下限近くに下がっていたのです。
異常ではないのですが、高齢になると低下することを考えると気になります。

そう言えば、爪が荒れるとか白髪が増えるとかあります。
原因としては、蛋白質の摂取不足、小腸などの吸収障害、肝臓の輸送や合成障害、癌や炎症などの消耗疾患での消費、腎臓疾患などでの蛋白質の漏出が考えられますが、最近の食事状態を思い出すと、何となく食べよい麺類が多いことに気がつきました。
やはり糖など、炭水化物の偏りによる蛋白質の摂取不足なのです。

最近は、カロリー足りて蛋白足りず、そういう患者が増えているそうです。中には糖質三羽烏、ラーメン、ごはん、パンを一度に食べる方もいれば、スイーツにはまっている方もいます。
その一方で高齢の方でもかくしゃくとして元気な方の中には、牛肉もばりばり食べている方もおります。
近年、糖尿病の食事療法でも、糖質は下げるが蛋白質を多く摂るほうが良いことになっています。
蛋白質をいかに確保するか、特に必須アミノ酸という体内では作られないアミノ酸を含む蛋白質をいかに摂るのかが大事だと思います。
もちろん、脂肪分が少ないほうがいいわけですが、そういう調理方法はともかくとして、牛肉や豚肉、鶏肉、魚肉など、卵や牛乳、こういうのは確実にモノにしておきたいものです。

だったら、ボディビルダーがやっているような蛋白質サプリが手っ取り早いと思うかもしれません。
しかし、一時的に適量であればいいでしょうが、長期的には考えものです。
まあ、それもあんな筋肉むきむきの身体が欲しいのなら仕方ないですけど。

これからは、蛋白質が健康の主役ですよ。
モチモチなのが多い炭水化物はほどほどに。
案外、これからは性格もねちっこいより、淡白がいいかもしれませんね。
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by asakura_h | 2012-10-03 17:01
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