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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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去りゆく兎年、来年辰年はハートフルネット社会へ
天高く馬肥ゆる秋という言葉があります。
これは漢の時代に異民族である匈奴が、天が高く感じる収穫の秋になると馬も肥え、いよいよ攻めてくるぞという警戒の言葉であります。

実は去年の秋、日本でも為替が円高で野山には熊が出没するということで、先程のことわざに引っ掛けて「円高く熊越ゆる秋」などと冗談で言っていたのですが、本当は冗談ではなく何か警戒しなくてはいけないのかなと思っていました。

それが何かは分からないのですが、外から何か襲ってくるといった胸騒ぎみたいなもので、兎年の今年2011年の11を長いウサギの耳に見立てて警戒の年かなと思っていました。
実際、ふたを開けてみると大地震に原発問題という、内側から崩れてくるという想定外の展開でした。
ただ、自分自身が恐怖を感じたのは、あの津波が襲ってくる場面や死者、行方不明者の多さも確かにそうなのですが、日本が崩れていく底なしの恐怖でした。

日本は今まで色んなものが崩れていきました。
会社の組織、終身雇用や地域社会とのつながり、セーフティネットやモラルの崩壊等、それが最も安心できるはずの土地、お前も崩れたのかという宙ぶらり感とでも言いましょうか?
この日本に安定したものはない。

その中で、底に落ちないネットが必要だということで、“絆”が今年の漢字一文字に選ばれたのではないかと感じています。
絆をたくさん繋ぎ合わせればネットになります。
それは、一本一本が心で繋がるハートフルなネットなのでしょう。
ただし、このネットも従来の“ねっとり”としたネットではないことが重要かなと思っています。
新素材よろしく、軽くてしかも丈夫な素材ですね。

この“ねっとり”というのは、よくある日本的な人間関係のことを意味しています。
それは、“いえん”“みえん”“やむえん”の三つの“えん”社会です。
その中に入り込んでしまうと、何にも本当のことが“言えん”ですし、自分が何しているのか“見えん”なります。
終いには、自分が反対する意見でも仕方なくそれに従い、結果的に“やむ得ん”と勝手に納得するような無責任な関係です。

確かにあまり自己主張しすぎるのも考えものですし、自分の姿をことさら見せようとするもの変ですし、相手の意見に折れる賢明さも必要でしょう。
そういう関係の中で、思いやりがあれば十分です。

最近そんなハートフルネット社会の基本というか、基盤になるのが医療福祉じゃないかと思います。
それを考えると来年以降、ますます私達の仕事は重要になってくるのではないか。
まさに来年は龍が昇る年じゃないか。
そんな胸騒ぎがします。
いや、してほしい・・・。
by asakura_h | 2011-12-27 17:12
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