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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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強欲、自由を制する
ギャンブルはお金のある人が有利です。
ルーレットでもたくさんの数字に賭けたほうが当たる確率が高く、当たれば大きく、十分に負けを取り戻し、よしんば凌駕することも可能です。
今の世界はルーレットのようにどんどん投機的なお金に回され、ギャンブルみたいなものです。
結局、お金を持つ人がさらに持ち、持たない人はどんどん取られているという、まるで大貧民というゲームそのものです。
これが究極の自由主義のおりなす弱肉強食社会で、まさに強欲はそれが生み出した怪物です。
今は強欲資本主義と呼ぶ方もいます。

ただし、弱者にも勝つチャンスがあれば何とかなります。
アメリカ社会のいい点は、このチャンスが多数残されているところです。
例えば、寄付という形でこのチャンスを得ることができます。

一方、フィクションの世界は現実とは正反対です。
小説や映画、漫画などの世界では、持たない者が不思議な力を手に入れて勝つという話がごろごろしています。
フィクションというのは現実にめったに起きないから面白いわけで、小さな本当を積み重ねて大きな嘘をつく、一種の詐欺です。
そのおかげで現実との心のバランスを取る、いわば上手い社会の装置です。
たまにこれが現実だと勘違いする人がいて困りますが、もし現実にありえるとすれば、意外でしょうが、日本の柔道かもしれません。
もちろん、不思議な力でなく、小さな者が大きな者に勝つという点だけですが。

そんな柔道も今やグローバル化、世界的なスポーツ”ジュウドウ”になり、体重別でレスリングの柔道着版になってしまったのが残念ですが、柔道の本質は”柔よく剛を制す”なのです。
体が柔弱な者でも、体が剛のいわば頑丈な者を倒すことができるのです。

それが可能なのは、相手の油断を誘ったりしながら、その力をうまく利用するからです。
これは、これから世界を目指すベンチャー企業などにも使える一手ですね。

そう言えば昔の小さき国、日本も大国の清やロシアとの戦争に勝てたのも、この精神が作用したのでしょうか?
ただし己を忘れ、思い上がってアメリカには大変な目に遭いましたが・・・。
また、相手を利用するという点では、寄付などで持つ者にうまく頼る、アメリカの持たない者の生き方に似ていますが、違いはその精神にあります。

柔道では、対戦相手は単なる倒す対象ではなく、共に成長していく仲間だそうです。
自分が成長する為に相手がある。
そして相手の成長が自分の成長につながる。
ある意味ではウィンウィンの関係とも言えますが、単に勝つためじゃなく、負けないため、それも自分自身に負けないためで、己と相手を知り無心に戦うのです。

”柔よく剛を制す”、今の日本の若者は大企業志向が多いと聞きます。
中小企業にも素晴らしく活躍している企業も多くありますので、是非、柔道精神で中小企業も目指して欲しいものですね。

”剛よく柔を制す”では面白くない、さらに”強欲、自由(社会)を制す”では悪夢ですから。
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by asakura_h | 2011-01-18 15:10
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