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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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日本列島改装論1
日本列島改造論といえば、1970年代の田中角栄元首相が唱えた、日本国土の均衡な発展を目指した考えでした。
それから40年ばかり過ぎ、日本はグローバル化の波の中、急激な少子超高齢社会という人類が経験したことのない時代を迎えようとしています。
果たしてどういう風に生きていくのか?
出口のない森を彷徨うような毎日ですが、自分なりに考えることが少しあります。
それは、日本列島改装論です。

既に改造は終了、建築物などハード面はもう十分建ちましたし、ある程度、地方は均衡化されてきました。
そのつけなのか、これからは膨大な財政赤字の元に、新たなハードは限られる。
そうなると有り余ったハードをいかに有効に使うことが重要じゃないのか?ということになるのですが、ただそのまま使えばいいというわけではなく、そこに新たな価値を見出すように見方、意識、あるいは全体を統合するシステムを変えてみる。
いわば建物を改装、リモデリング、または新たにパッケージ化して使うことじゃないかと思います。

実はそのことはハードばかりではなく、人材、資源、はたまたエンターテイメントにまで広がるような気がします。
例えば、人材はこれからの生産人口の減少を考えると、外国人をたくさん受け入れないのなら、どの分野でも人手不足になるのは明らかで、医療介護の分野は特に深刻です。
介護士不足はよく知られていますが、医師も看護師も不足するかもしれない。
そうなると、ますますの高齢化社会、高齢者をどう看るのか?
リタイア組に登場願うしかないでしょう。
そればかりでなく、一億総介護士みたいな意識で、女性や若者にも参加してもらう。
この意識の変化が、建物でいうところの改装なわけです。

世界の人口も60億人あまりから、あと数十年後には90億人あまりへと増加する。
そうなってくると当然、食物や鉱物資源などの奪い合いになり、グローバル化進行の中、日本にまわってくるものは限られてくるかもしれません。
その時いかに、そういう意識を持ち、資源を有効に使うシステムを作り上げているのか?

日本の歴史を見ると、革命らしき革命はもちろんありません。
真の改造というのは実はなくて、ほとんどが改装ではないか?
その証拠に天皇を中心として国家は変わっていません。
ほとんどが首のすげかえでしょう?結構日本人は改装が得意なのではないかと思ったりします。

仮面ライダーには改造人間が出てきますが、人間の改造なんて無理でも、せめて改装人間くらいなら可能ではないしょうか?
ありのままの自分の中で考え方を変えたり、見方を変えたりして前向きに生きることなら・・・。
そう思うと、改装は新たな日本の再発見、また、身近な人や物の良さ、最後は自分自身の再発見につながるような気がします。

ちなみに「仮面ライダー対改装人間」って番組・・・
誰も見ないだろうな、きっと・・・。
by asakura_h | 2010-12-14 09:28
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