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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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これって病気?
当たり前だと思っていたことが、実は病気だったということがあります。
数年前までは、高齢になれば背中が曲がることは仕方ないように思われていましたが、あれは明らかに背骨の骨折が原因ですし、女性の便秘も仕方ないことだと諦めていたら、実は過敏性大腸炎なんてこともあります。
これはまさに、命を守る”医の知”の面目躍如ではないかと思いますが、さりとて、正反対のこともあります。

最近読んだ「何故うつ病が増えたか」という本は、その原因が製薬会社の新製品を売り出すためのキャンペーンで、結果的に病気を作ったのでないか、という話でした。
確かに、どんな人でも多少気持ちが落ち込んだり、それが数週間続くこともありますが、多くは自然に回復したりするものです。
そういう病気と感情の揺れの境目が曖昧なので、いたずらにこういうのがうつ病だと言われれば、気になって外来受診、うつ病と診断、そして投薬という構図で増えていくのも無理もないことです。

さらに新型うつ病が若者の間で流行っているという話がありました。
その症状は、自分の嫌いなことやればうつになり、逆に好きなことをしていれば大丈夫なようです。
これって病気?と思いましたが、ちょっとした言動で出社できなくなるほど傷つきやすく、さらに落ち込んだ状態が続けば、自殺より他人のせいにして、他人を傷つけるという厄介なもののようです。

治療法は、根本的に精神の成熟を待つしかないようで、病気という認識で対応することが必要なようですが、腫れ物に触れるような対応で本当にいいのでしょうか?
ジャングルにでも行って、自分で生きる体験でもしたら、変わるんじゃないかとふと思ってしまうのですが・・・。

というように、なんでも病気にするというのには抵抗感があります。
ちょっとした個性さえ、病気にされかねない危うさを感じるからです。
先日、精神科の医師の間では、あの長嶋茂雄氏も学習障害じゃないかと言われているという話を耳にしました。
あのキャラが障害ってしんどくない?

また最近話題の自閉症とよく似ていて、言語能力は普通以上あるアスペルガー症候群があります。
かの有名なアインシュタインも実はそうだったとか?
確かにどこか変わったところがないと、相対性理論のように宇宙観をも変革してしまうような、画期的な理論を構築することはできないでしょうけど、本当に症候群だったのでしょうか?

つい最近では、皇室の愛子さまもアスペルガー症候群ではないかという記事もありました。
そりゃあ、育った環境も違えば多少は感じ方も違うでしょうに、個性を勝手に病気扱いにするのは罪作りのような気がしますが・・・。

だとすれば、日本中、事なかれ主義の人が結構多いですよね。
それって臆病ってこと?これも病気?よく分からないですけど。
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by asakura_h | 2010-12-11 11:00
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