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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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感染症に気をつけよう
11月は霜月、その由来は霜降る月にありますが、医療関係者にとっては、まさにインフル月です。
これから、インフルエンザ予防接種やインフルエンザ罹患者の治療と、1年で最も慌しい時期に突入します。
特に昨年は、新型インフルエンザで日本国中が慌てふためきました、今年からはすっかり新型も季節型となり、従来のインフルエンザ対策の中に組み込まれています。

それにしてもここ数年の、まるで積年の恨みでも晴らすかのように、感染症が猛威をふるい始めています。
先ほどの新型インフルエンザしかり、ノロウイルスしかり、他にもサーズ等のエマージングウイルス(新たなウイルス感染)が流行になるかと思えば、今後は地球温暖化の影響で、蚊を媒介とするマラリアなどの亜熱帯性感染症の出現なども危惧されるそうです。

さらに最近の話題は多剤耐性菌の出現です。
特に怖いのは、どんな抗生剤も効かない作用を有するNDM1という遺伝子を持つ細菌が、容易に他の病原菌にこの遺伝子を移すことで、最強の病原菌が出現する危険もあるということです。

今のところ、新しい抗生剤も採算が合わない等の理由で、製薬会社も開発に躊躇しているこの隙間、まさにその隙間を衝かれたような気持ちです。
恐るべしは細菌の知恵か?

一方、人類防衛軍、いわゆる抗体等の免疫はどうでしょう?
ストレスはもちろんのこと、気象の不安定さで体調を崩したり、風邪でも安易に薬に頼ることで免疫が低下しています。
そして、特に日本人は清潔好きで、子供の土いじりを嫌がったり、食生活についても、好みに任せての偏食も免疫の低下につながります。

そんな中でも特に薬に頼ること、抗生剤の乱用がまさしく多剤耐性菌発生の原因です。
まさに細菌とは図太いもの、しかし、こんな細菌がないと私たちがやっていけないのも事実です。
私たちの体内には多くの共生細菌がいます。
皮膚の湿潤を保つのも皮膚の常在菌、代謝を助ける腸内の無数の細菌、もちろん口腔内にもいますから、キスしたら細菌の移し合いです。
それらは実は病原菌のバリアにもなりますから、抗生剤の乱用で死滅すると病原菌が元気になるのです。

だから逆に、こういう細菌たちと仲良くして病原菌を駆逐するのも手ですね。
よくありますよね、テロリストの中の穏健派を懐柔して壊滅させる手法。
何しろ私たちは微生物の海の中に住んでいますから、その細菌たちとうまく付き合うのも大切です。
また、感染流行時期を除けば、免疫を鍛えるためにも、少々汚くても気にしないことも大事ではないでしょうか。

そういえば、政府民主党にも感染症が蔓延しているようです。
こちらは官僚に染まる官染症。キャリアー(キャリア)にやられましたか?
治療は抗生剤(更正剤、更正させる薬)か、抗体(政権交代)による免疫(免役、役を免れる)しかないですね。
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by asakura_h | 2010-11-20 12:31
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