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3Dジャパン
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昨年は3D映画、今年はヒット商品のひとつに3Dテレビがあります。
画像が立体的に見えるため迫力満点だそうですが、それ以上の注目”商品”は、今年から来年にかけての「3Dジャパン」ではないかと思います。
この”商品”の迫力はスゴイですよ。何しろ、目の前の日本の現実そのものですから、別名、実体とも実態テレビとでも言っていいでしょう。
その3Dというのも、1つ目はデフレの「D」です。
ご存知の通り、物価が下がることです。
今は、海外から安い製品がどんどん輸入されてくる為、安売り競争をしなければならない。
それは結局、企業の利益が縮小し、数の勝負となり、仕事は増えるけど収入が減り、従業員の給料も下がる。その結果、買い物もますます安い物を買うという、いわゆるデフレスパイラルを誘発します。
2つ目はデプレッション、いわゆるうつの「D」です。
下がるのは値段、縮小するのは経済、萎えていくのは気分です。
日本の年間自殺者数は三万人ともいわれており、その中に多くのうつ病患者が含まれていると思われます。
この原因には、男性ホルモンのテストステロン低下が指摘されていますが、明日への希望が見出せないことや、絆の消失も関係しているのではないでしょうか。そればかりでなく、何となくうつ気分というのも蔓延しています。
昔の日本のように家族、地域、職場の絆でも強ければ、なんとか踏ん張れるものです。
何しろ今では希望や絆は絶滅危惧種ですから。
3つ目の「D」は品格の消失、デグラダデーションです。
グレードとは品格にあたります。つまりデグレードでグレード(品格)を失うことを意味し、その名詞形がデグラデーションです。
確かに日本人の品格、女性の品格などのベストセラー新書のように、最近は書籍も品格ブームです。
また、教師や弁護士、医師などの品格が問われる職業の方たちが、わいせつ行為などで逮捕されたり、分別あるはずの中年男性がモンスター客に変身したり、本来払うべき学校の給食費を払えるのに拒否したり、挙句の果てにはリーダーとしての品格も失って、無責任なリーダーになっていく。
その反動か、昔の毅然とした日本人や武士たちが、再び評価されています。
悪いものづくしの「3Dジャパン」ですが、希望はないものでしょうか?
時代の流れでどうしようもないこともありますが、デフレは製品の付加価値で勝負するしかないでしょうし、デプレは今一度、地域の絆を取り戻したり、病があればなるべく周囲の人たちが気づき、早めに受診を勧めてあげることでしょうか?
せめて品格ぐらいは、自戒も含めお互いに気をつけたいものです。
なお、どうしても「3Dジャパン」がお気に召さない方には、他にも独裁、ドグマチック(独善的)、反日デモの「3Dチャイナ」という”商品”もあるそうです。いかがでしょうか?
まだ自由のある日本のほうがマシか・・・。
画像が立体的に見えるため迫力満点だそうですが、それ以上の注目”商品”は、今年から来年にかけての「3Dジャパン」ではないかと思います。
この”商品”の迫力はスゴイですよ。何しろ、目の前の日本の現実そのものですから、別名、実体とも実態テレビとでも言っていいでしょう。
その3Dというのも、1つ目はデフレの「D」です。
ご存知の通り、物価が下がることです。
今は、海外から安い製品がどんどん輸入されてくる為、安売り競争をしなければならない。
それは結局、企業の利益が縮小し、数の勝負となり、仕事は増えるけど収入が減り、従業員の給料も下がる。その結果、買い物もますます安い物を買うという、いわゆるデフレスパイラルを誘発します。
2つ目はデプレッション、いわゆるうつの「D」です。
下がるのは値段、縮小するのは経済、萎えていくのは気分です。
日本の年間自殺者数は三万人ともいわれており、その中に多くのうつ病患者が含まれていると思われます。
この原因には、男性ホルモンのテストステロン低下が指摘されていますが、明日への希望が見出せないことや、絆の消失も関係しているのではないでしょうか。そればかりでなく、何となくうつ気分というのも蔓延しています。
昔の日本のように家族、地域、職場の絆でも強ければ、なんとか踏ん張れるものです。
何しろ今では希望や絆は絶滅危惧種ですから。
3つ目の「D」は品格の消失、デグラダデーションです。
グレードとは品格にあたります。つまりデグレードでグレード(品格)を失うことを意味し、その名詞形がデグラデーションです。
確かに日本人の品格、女性の品格などのベストセラー新書のように、最近は書籍も品格ブームです。
また、教師や弁護士、医師などの品格が問われる職業の方たちが、わいせつ行為などで逮捕されたり、分別あるはずの中年男性がモンスター客に変身したり、本来払うべき学校の給食費を払えるのに拒否したり、挙句の果てにはリーダーとしての品格も失って、無責任なリーダーになっていく。
その反動か、昔の毅然とした日本人や武士たちが、再び評価されています。
悪いものづくしの「3Dジャパン」ですが、希望はないものでしょうか?
時代の流れでどうしようもないこともありますが、デフレは製品の付加価値で勝負するしかないでしょうし、デプレは今一度、地域の絆を取り戻したり、病があればなるべく周囲の人たちが気づき、早めに受診を勧めてあげることでしょうか?
せめて品格ぐらいは、自戒も含めお互いに気をつけたいものです。
なお、どうしても「3Dジャパン」がお気に召さない方には、他にも独裁、ドグマチック(独善的)、反日デモの「3Dチャイナ」という”商品”もあるそうです。いかがでしょうか?
まだ自由のある日本のほうがマシか・・・。
by asakura_h
| 2010-11-17 10:21
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