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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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40周年を迎えて
いよいよ今年は開院40周年を迎えることになりました。
これも患者様、またそのご家族様、病院スタッフ、病院を支援してくださる多くの方々の力添えがあってのことであり、紙面を介して深く感謝申し上げます。

当院を開院したのは昭和43年で、これから高齢化社会を迎えることが叫ばれた時代でした。
当時は公的には東京都に老人医療センターがありましたか、それ以外には、東京の清瀬に結核病床から移った老人病床を有する病院があるくらいで。
本格的に老人専門の病院として産声をあげたのは、当院が全国でも初めてだと記憶しております。
それも高齢化率の上位をひた走る高知県の特性といえばそれまでですが、中には、「老人を診て一体どうするんだい」という声があったのも事実であり、その一歩足を踏み出した先代の苦労も伺い知れます。

当初は、姥捨て山のような感覚だったかもしれません。
当然、施設も今のように充実していない時代でしたから、社会的ニーズも高く、ずっと満床状態が続いていました。
中には少数ですが、社会的入院に近い方もおられたと記憶しています。

それから40年が経ちました。
介護保険制度も始まり、各地に施設も充実し、病院の役目も随分と様変わりしています。
入院患者様の重症率も高く、いつでも入院を受け入れられるようにベッドを空けておくようになりましたし、介護度も随分と高くなりました。
さらに、在宅復帰への支援部門も一層充実していくことになりました。
ある意味では、ひとつの転換点を迎えていると言ってもいいと思います。

40歳と言えば、昔の言葉にあるように「不惑」の年といって惑いのない年で、どっしり構えておけば良いはずですが、グローバル化の波も押し寄せ、現代の40歳でそんな人はあまりいません。
それと同様に、医療介護の世界でも生憎と国の側度がころころ変わり、40周年とはいえ、我々も悠然と構えてはいられない情勢であります。
何より変化に対応していかなければなりません。
と書きつつも、変化も楽しいものではないでしょうか?
「不惑」なんて無理なら「惑」のまま楽しむというのも一案です。
おまけにもう一つ「わく」をつけ加えて「わくわく」というのはどうだろうか?ということで今年は「わくわく元年」にしたいと思います。
その一環で今年の9月10日にはオレンジホールで、高知大学医学部老年病科前教授であり、現在名誉教授の小澤先生、現教授の土居先生、京都大学東南アジア研究室教授の松林先生、作家の渡辺淳一先生を迎えて、「超高齢社会の生き方を探して」をテーマに無料で公開市民講座を開きます。皆様方にも奮って参加していただき、話の内容に「わくわく」していただきたいと思います。

最後に、確かに時代は変われども、安心ある医療を提供することには変わりありません。
何しろ、医療は健康で安心して働ける社会のために、最も最も基本的なシステムであり、これから先も豊かな超高齢社会を築けるよう、力の限りサポートさせていただきたいと思っています。
by asakura_h | 2008-08-11 17:27 | コラム
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