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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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多死多様社会を迎えて
今日で三月も終わりになります。
桜も満開ですが、一部には葉もでているので、来週にはその美しい姿も見納めになりそうです。
花の命は短いといいますが、同時にはかなさも感じるこの頃です。

というのも、三月の印象的なニュースの一つに、歌手の北島三郎さんの次男が五十一歳の年齢で、孤独死をしていたというのがあります。
次男と言われてもほとんど知らなかったのですが、ミュージシャンで北島三郎さんが歌う”おじゃる丸のテーマソング”を作詞作曲した方だったんですね。
自宅で見つかったのが、死亡から一週間たってのことで、原因は心不全のようですが、突然の致死性の不整脈か、ひどい心筋梗塞などが起きて突然死したのかもしれません。
年齢が近いだけに人ごととは思えませんでしたが、実はこんな話を聞くのは二回目です。

高校時代の同級生の一人に、バンド活動をやっていて、ミュージシャンになったHT君がいて、彼も実は自宅のアパートで突然死しているのを一週間後に発見されたようです。
聞いたのは最近ですが、亡くなったのは二、三年前のようです。
近く同窓会をやるという話で、幹事役の人が連絡をとろうとしたら家族の方から聞かされたそうです。
同じミュージシャンというのも奇遇で、しばらく誰も気がつかなかったことも共通しています。
勿論、年々孤独死は増えていて、五十代まで孤独死は全体の四割にもなるし、老人になるともっと増えるでしょう。
だからたまたまミュージシャンなのでしょうけどね。

それで彼のことを少し調べてみたら、あの”時には母のない子のように”で五十年前にヒットをとばした、カルメンマキのバックバンドをしていたようです。
中にはカルメンマキに夜間飛行という楽曲を提供して、シングルカットされてようで、カルメンマキのベストアルバムにものっています。
その曲はエレキギターをフィーチャーしたバラードでなかなかいい曲ですが、最近はどう活動していたんだろう?
ただこれは確認してないでの、なんとも言えませんが。

独身だったのかな?たまたまその時家族が不在だったのか?他にもいろいろ想像させられますが、この話を聞いた同級生の一人は寂しい最後だと言っていました。
確かにそうかもしれないけど、突然やってくる死自体に対しては、本人はそう感じる間もなかったんじゃないかな。

他にやることもあって、それを突然断ち切られたわけだから無念かもしれない。
でも、死とはそういうものだという気がします。
われわれの予定かどおかまいなし、何月何日に死にますからという冥土へのパスポートをくれるわけないですからね。
万が一そういう予定された死があれば、あるで怖いものでしょう。

ようするに、命なんていうのも、危ういバランスの上にたっているもんだから。
寝ていて地震が起きてそのまま天井の下敷きになって死ぬこともありえる話だし。
日常のグッズでさえ使い方次第では凶器にもなります、ちょっと使い方を間違えたら。
ホームを歩いていてそれこそ線路に転落なんてことも。

ちょっとしたことでこのバランスは崩れえるのです。
だから、聖書にも一日一日これが最後だと思って生活をしなさいというフレーズがあるし、日々を大切にしろよってことなんでしょうね。
死より前の状態が大事ということでしょう。
そう思うと、果たして自分の最後もどうなるかな?
まさに他人の死をみて、我が死を振り返るです。

何しろ2015年の時点で年間の日本の死亡者数が130万人、これがピークの2040年辺りには160万人を超えるそうで、いよいよ多死社会に突入していきます。
一方、葬儀の形も様々に変貌しています。
だいたい葬儀というと、お通夜、告別式のスタイルが基本で、喪主となる子供さんの仕事関係などで、参列者の多い、大きな葬式も多かったような気がします。
遺骨も先祖代々の家の墓地に入っていましたし、初七日とか四十九日とか、終わった後もいろいろと行事があって、ややこしかったものです。

それが今では高齢でなくなる人が多く、喪主も定年後の方も多く、仕事関係とかの参列も少なく、参列者の平均の数も減って、葬式の規模も縮小しているようですね。
家族だけで一晩過ごす、直葬というのも増えてきているとか。
また簡便に、お坊さんも低価格で出張してくれるサービスもあるそうです。
その上墓を守ってきた身内もおらず無縁墓も増えているようなので、自治体が共同で埋葬するようなところもでてきているようです。
さらに家によっては遺骨を置くスペースもないことから、散骨のサービスもあるのでそれを利用するとか、中には遺骨をダイヤモンドにして持っている人もいるとか。
それからお墓というと墓石ですが、最近では樹木を墓代わりに植えているところもあるようです。
なんて、こうやって列記していると、いろいろと変わってきたのがわかります。
さすがに初七日とかいうのは続きそうですが、死も多様化しているということなんでしょうね、
まさに多死多様社会の到来です。

どれを選ぶのか、個人の意思ですから、ここはじっくり考えたいところですが、そう言っている間に死が来るのもよくある話で、難しいところですね。
ただ慌てて墓穴を掘って浅はか(墓)だと言われないように、せめてしたいですね。







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# by asakura_h | 2018-03-31 09:49
何もかもサージ加減が大事なようで
健康で最近話題となっているのが、血圧サージと血糖値スパイクです。
血圧サージとは、突然血圧が180mmHgなどに上昇することをいいますが、血圧はちょっとしたことで上昇します。
どきどきしたり、運動したり、重いものをもったり、トイレで便がでにくくていきむことなど。
そんな血圧の小さい上昇でも、多く重なるとサージと呼ばれる急上昇になり、習慣的に続くと血管のダメージにつながり、脳卒中や心筋梗塞などの心疾患のリスクが高まるのです。

これが怖いのは、静かにしている時を規準に血圧は正常値が設定されているので、普段は血圧が正常なのに、こういう習慣の為にダメージが知らぬ間に蓄積されていることです。
ストレス、睡眠不足、喫煙、深酒、急な寒さ、月曜日など様々なことがあり、特に朝方、眠りのリラックス状態から起きるという活動状態、ちょうど副交感神経から交感神経にスイッチしやすい時に起こりやすくもあります。
だから寒い月曜日の朝、寝不足で喫煙したりすると、いっきにサージの可能性があるわけです。

血糖値スパイクは食後に血糖が急上昇することです。
ヘモグロビンA1Cという値や空腹時血糖を測定することが多いですが、中にはそれが正常値なのに食後だけ血糖値が上がる方がいます。
この値が上昇することをスパイクといいますが、血圧と同じようにいわばサージと考えてもいいですね。

このヘモグロビンA1Cは赤血球の中の酸素を運搬するヘモグロビンと血糖が合体したもので、血糖の濃度で値が変わり、血液の中に比較的長く存在するので、約二ヶ月前の血糖の平均値を反映しています。
これが有用なのは、外来で採血の日だけきちんと食事管理をして血糖が正常でも、これを測定すればきちんと血糖をコントロールされているのか?わかるからです。
もっとも血糖が怖いのは急激な上昇で血管を痛めるリスクが高くなるのです。
ですから二時間血糖や、ある程度の血糖を飲みどれくらい上昇するのか調べることも重要だと言われています。

ようするに何もかも急激な上昇などの急激な変化が危険だということですが、ほかにも上昇ばかりでなく急激な変化が多いような気がします。
まずこの三月の気候、四月なみの気温だったと思えば、昨日などは3度だったり、あまりにもの寒暖差に体調を崩しがちになります。
今日の気温も高くなりそうだとか、気温サージもいやですね。

また突然人を襲った、通り魔のような事件もときどき耳にします。
気象同様に人の気性もサージなのでしょうか?
ほかにもAIの進歩とか、北朝鮮とアメリカとの対話の話とか。
中にはいい変化もありますが、急激なことに適応するには大変なことは違いありませんね。

サージもほどほどに、料理と同じようにサージ(さじ)加減が大事です。



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# by asakura_h | 2018-03-22 06:52
二月とかいて○月とかく
いよいよ二月も終わりです。
寒さにかまけていたら、さすがに28日と短いのであっと月末になってしまいました。
28日なので、三月の曜日と日は同じ。
だから何って感じですが。

そんな二月の上旬はその寒さが際立っていて、東京でも雪が降ったことも話題になりましたが、中旬から下旬にかけてはピョンチャン冬季オリンピックの日本人選手の活躍にわきました。
メダルの数も長野大会の数を抜いて過去最高だとか。
実際、テレビで見て面白かったですが、これも感情移入できる日本人選手の活躍様様です。

昔、札幌オリンピックで金メダルを笠谷選手がジャンプでとって話題になりましたが、その次の冬季オリンピックをテレビで見ていて、メダルを取る日本選手がいなくて、まったくつまらなかったことを思い出すと、隔世の感がありますね。
夏季オリンピックは1964年の東京から記憶がありますが、冬季オリンピックの記憶は72年の札幌が最初、その前のグルノーブルの名をその時初めて知ったぐらいで、日本も強くないことから、それだけ世間の関心も低かったような気がします。
特に南国高知にいると、スキースケートはほとんどすることもないですからね。

ただ、日本人選手の活躍を抜きにしても、冬のスポーツも面白そうですが、何だか危険なスポーツが多そうです。
もともとジャンプでさえ、あれはジャンプ=飛び上がるということじゃなくて、飛び降りるという意味でのジャンプで、実際に札幌の大倉山シャンテのスタート地点から覗いたことがあるけど、ビル五階ぐらいあるんじゃないのかな?よほどの度胸がないと飛び降りるのは無理ですね。
あの金メダリストの笠谷選手も中学校の時始めた時には失神したという話ですから。

アルペンスキーの滑降なんて時速100キロはゆうにでるし、回転競技でもポールの際なんてほとんど氷みたいになってますから、そこを高速で突き抜けるなんて、神技ですよ。
スケートの速さもテレビでの競技者の目線カメラでみたけど、それこそかなりの速さです。
へたに転倒したらざらに骨折もありえるぐらいでしょう。
ボブスレーやリュージュなどのそり競技も”天国に一番近いスポーツ”と思っていましたから。
そんなベーシックなスポーツに加えて、モーグルやスノボー、きっとあの坂、スタート地点からみおろすとほぼ直角じゃないの?
ビッグエアとか下手に失敗したら・・・・・・想像するだに恐ろしい。

まあ、なれた選手にとってはそうでもないでしょうけどね。
常人の自分にとっては、まさに超人世界選手権でした。

ところでどうでもいいですが、将棋の羽生(はぶ)とフィギュアの羽生(はにゅう)、この読み方の違い、なんででしょうね?
是非、NHKバラエテイ日本人の名前でとりあげてほしいですね。

そんな中、下界での関心事はインフルエンザ、めずらしくA型とB型がはやり、B型がやや多い感じですかね。
救いは下旬になるといくぶん鎮静化の方向でしょうか?
できれば、このままおとなしくしてくださるよう希望しております、インフル様とお願いして。

去りゆく二月。
寒さとインフルエンザ、オリンピックといつもの年よりはてんこ盛りの二月でしたが、実はてんてこまいだったので、てんてこ盛りでした。
まさに荷が多くて荷月。
ここら辺で二(荷)月の二(荷)を下ろすとしましょうか?






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# by asakura_h | 2018-02-28 15:12
最強で最高の在宅か?介護医療院
今年のトリプル改定もいよいよ中身がはっきりしてきました。
その中でも我々が一番の関心が、長期の入院が可能な慢性期の療養病床、その介護が中心の介護医療病床が6年で廃止となり、その転換先として新類型1の重度の方がいる介護療養病床タイプと新類型2の老人保健施設タイプの二つがありましたが、両方とも在宅としての位置づけになりました。

これは非常に大きくて、今まで救急病院などで在宅復帰をめざす病棟への転院は八割で、残りの二割を受けていた療養病床がその八割の部分、併せてほぼ救急病院の受け入れ先としての役割ができることになります。
これも在宅在宅へという流れの中で、厚労省が都会型の在宅中心の地域包括ケアシステムと地方型の施設中心の地域包括ケアシステムとは違うということを理解してくれたということかもしれません。

おかげで地域包括ケア病棟と言われる病棟の受け入れ先としての役割もあり、非常に使い勝手のいい在宅ができることになり、医師や看護師がいるという安心も得られます。
そういう意味では地域包括ケア病棟学会の会長である仲井先生が、地域包括ケア病棟ができたときに、地域包括ケア病棟は地域包括ケアシステムの最強、最高の病棟と言われましたが、介護医療院は最強、最高の在宅になる可能性も秘めているといえるかと思います。

ただし、在宅と同じ快適感を得られるかは、各施設の努力がものを言います。
まず広さの問題です。
大規模改修まで従来の一ベッド辺り6.4平米ですが、やはり8平米のほうが快適には違いありません。
ただ、スペースを広げると、改修が必要だったり、ベッド数を減らすことにもなります。
それを補い外に建てるとなると費用がいります。
またスタッフを多ければ多いほどサービスはよくなりますが、スタッフを多くするには限界もあります。
特に次の自己主張が強い団塊の世代を相手にすることになります。
そこを踏まえてどう選択するか、重要ですね。

また厚労省の伝統的技で梯子外しというのがあります。
誘導するのに高収益の出る点数をつけますが、ある程度数を確保できると収益を下げるということしますから、今回も最初こそ点数がいいのですが、何年かたつとわかりません。
そうされないためにもいろいろ工夫がいります。
ただ厚労省はいい医療提供には協力的ですから、特に”お上の中のお上”と言われる財務省になんとかアピールしていくことが大事です。
それは介護医療院が機能的に地域包括ケアの役割をしている、その証拠をきちんを出していくことでしょう。
各病院施設の役割、その連携の仕方、問われます。

それがうまくできれば、いずれは介護医療院が社会的に認知されることができるかもしれません。
そのためにも団体として意見を発信できる慢性期医療学会や医師会もしっかり応援することも大事でしょう。
やはり数が力でありますからね。
単独ではできません。

地域で安心して過ごせる社会インフラとしての地域包括ケアシステム・・・・・・是非作り上げたいものです。




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# by asakura_h | 2018-01-31 23:48
冬眠人間になりたい、この頃
昨年の九月の末から、いきなり気温が下がり始めたので、冬が来るのが早いとは思っていましたが、早い冬とはいつもより寒い冬なんですね。
それにしてもここまで寒いとはまいりました。
南国のはずなのに高知市で朝の気温がマイナス2度の日があり、室戸市では0度、土佐清水市は2度だとか。
同じ高知県でも多少の温度差があり、少し緯度が低くて、黒潮に近い室戸岬や足摺岬のほうが高め、また西に位置する足摺岬が室戸岬より高めというのがよくわかります。

この寒さもラニーニャ現象のせいだとか。
東太平洋赤道付近の海面水温の上下によって日本の気温が影響を受けて、女の子が活発だと水温が下がり、暑夏寒冬になりるそうです。
ラニーニャとはスペイン語で女性の名詞につく定冠詞ラと少女を意味するニーニャが合わさった言葉、英語でいうとザ・ガール。
一方、ペルー沖の海面水温の上下も影響があり、男の子が騒ぐと、冷夏暖冬になるそうです。
エルニーニョとは男性名詞につく定冠詞エルと少年を意味するニーニョが合わさった言葉、英語でいうザ・ボーイ。
もうこんなのは当たり前でしょうが、それにしても寒い。

一方、実は地球は温暖化じゃなくて、冷却化という話もあるようです。
太陽の黒点の活動が低下しているという話ですが、どっちが正しいのかわかりません。

いずれにせよ、例年であれば、高知の冬は朝晩は寒いけど、昼になるとなんとなくぽかぽかした感じなのですが、昼間にこれは寒いと感じたことはあまりなかったので、今年の寒さは異常です。

元来人間は暑さにはめっぽう強く、寒さには弱いようにできているようです。
何しろ東アフリカ出身ですからね。
毛皮を脱いだ時点での宿命かもしれません。
そのために冬の防寒具はかかせない。
特に動物愛護団体反対の毛皮を着るのは、先祖帰りという本能なのかもしれないですけど。

その中でも個人差があり、個人的には毛細血管の反応が弱いのか、学生時代に指を氷につけた後にどれくらいのスピードで体温が回復するかの実験で平均よりも遅かったので、寒さには弱いのだと実感しています。

だから思わず冬眠したいと思いました。
熊の気持ちがわかるという感じですか?
いや、実際仕事がなければ家にこもっていたかもしれませんね。
職場の会話で”最近あの人の姿が見えないですね”といったら、透明人間になったのでなくて、冬眠人間になった!

くだならい冗談はさておいて、まだこれでも雪が降らないだけましかもしれません。
雪になると、こまるのが車の運転です。
タイヤにチェーンをつけるか、スタットレスに変えたり面倒このうえない。
スタットレスで余計にストレスがたまるというものです。

何しろただでさえインフルエンザの猛威に神経をとがらしている毎日です。
入院患者にインフルエンザが広がると、その病棟は閉鎖状態で、入院不可能になりますから。
ただ困ったことに急性期の病院でも、インフルエンザの患者をとらない、表向きは言わないですが、その傾向がありそうです。
どうします?
インフルエンザの患者さんが呼吸困難などの重症化したら?
その場合は救急外来で直接入院しかないかもしれませんね。
いやはや困ったこと。

そんなことを考えると、不要不急の外出は避けたいものです。
冬は本当に冬眠したい感じ、反対に熱い夏は夏眠がいいかもしれませんね。
いや、夏眠というよりは仮眠ですか?
それなら毎日でもオーケイですね。





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# by asakura_h | 2018-01-28 03:33