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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
by asakura_h
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アメリカの大統領選挙 紅白歌合戦思かと思ったという話
 世界中の多くの人が気をもんだかもしれないアメリカの大統領選挙がトランプ氏の圧勝で終了しました。
マスコミはハリスと激戦になると予想されていましたが、勝負はあっさりとついたということでいろいろ原因分析がされていますが、やはりトランプの支持者はマスコミの調査を信じないので回答しないことが多い、ということなので、ハリスに好意が多いはずの調査結果でややトランプが優勢ということは、トランプが圧勝ということなんでしょうね。
確かにネットとマスコミの評価が違うのが目立ちます。
ネットではハリスの評判が化けの皮が剥がされるように落ちてきているのが、わかり、そこでもトランプが勝つことを示していました。
またマスコミの中でも有働タイムズという番組ではトランプが勝つことで政府が動き出しているといっていたので、案外、激戦となると、盛り上がり、関心を高めて視聴率、売り上げアップを狙ってのことだったかもしれません。

それにしてもあのお祭りのような選挙大会のパフォーマンス、もっともテレビのニュースを見るかぎりですが、紅白歌合戦をみるようでした。
トランプの応援にはハルクホーガンという著名なプロレスラーにイーロンマスクという大金持ちにプエルトリコがゴミ発言の男のコメディアン、皆さん、男性、一方、ハリス人生にはハリスの主題歌フリーダムを歌うビヨンセ、オバマ元大統領ミシェル夫人、それ以外にもテイラースウィフトやジェニファーロペス、紅組にはときどき男性が応援することもあったので、オバマ大統領登壇とか、まさに男対女の構図になっていたのは印象的えした。
確かに中絶問題もあり、より関心が高まっているからかもしれませんが、こうなると、男性側には女性が大統領になることにより反発が強くなる可能性が高くなり、その証拠に民主党支持が多い黒人の男性票がトランプにながれたとか。
これが上昇していく女性の地位にしても、ガラスの天井は高いのか、それともそれがガラスの天井を高くしてしまったのかもしれません。

といいながらも、一番大きな原因は経済問題ということです。
それは物価が上昇し、生活がきびしくなっているところにバイデン政権はほとんど機能をしなかった。
実際は物価の上昇を抑えることができていたんですが、その値段が高いまま、副大統領のハリス氏は何をやっていたんだということにつきるでしょう。
続いて不法移民による治安悪化の問題。
これでもハリス氏は十分対処できなかったという批判があります。
ただハリス氏のキャラも、最初は落ち着いていい感じでしたが、そのうちはがれ、最後はただギャアギャア騒いでいる女性だけに見えたのもよくなかったのかもしれません、

また今回はトランプが勝ったというより、民主党が負けたという気もします。
バイデン政権の外交のまずさから、アフガニスタンからは撤退もスムーズにいかず、ウクライナ、ガザと戦争も起きました。
今度は台湾の可能性は十分にあります。
もともと民主党は労働者の政党でありながら、大企業やエリート企業にシフトして、労働者の気持ちを十分にすくい上げることができませんでした。

いつから変わったのか?クリントン政権からでしょう。
もともと共和党は企業減税から設備投資を増やし、生産性をあげ、それが結果的に給与を増やすことで景気をよくしていました。
一方、民主党は労働者の給与を上げることで、購買力をあげ、消費を増やしそれが企業の利益を上げることで景気をよくしていました。
ちなみに日本の景気が悪いのは設備投資、消費が冷え込んでいるせいですが。
そんな民主党は、クリントン政権で共和党よりの政策に変え、両者の差がなくなってきました。
ということはどちらも大企業、エリートとか富裕層が優先されますね。

それを改善される可能性をオバマ大統領に期待されましたが、リーマンショックを引き起こした証券会社も生き残り、さらに変な公平性がまかりとおり、クリスマスでさえ、キリスト教の行事だと、批判もあび、よけい経済的にも社会的にも置き去りにされた白人労働者層を中心に不満がくずぶっていたところにトランプだ登場し、彼らの思いをすくい上げ、共和党自身も労働者の党に変身したのです。
それを考えれば、大多数の労働者達の声をすくい上げることができなかった民主党の失敗でしょう。

とにかくトランプ政権が来年からスタートですが、問題が日本にどう影響があるかです。
関税を引き上げられれば、輸出企業にも影響がでます。
景気が悪くなれば税収も減って、医療費の枠も縮小へ?
さらに選ぶ閣僚も飼い犬を撃ち殺したとか、自分への忠誠心で選んだとか先行き思いやれらますが、ただ、暗殺未遂事件でトランプが英雄的な評価をされたときは、案外まともな、国をまとめるような話もしていました。
ただ、ハリス氏が登場してライバルになりそうになると、さすがに元の嘘と過激発言のトランプに戻りましたが、あれがライバルは叩き潰すというビジネス本能なのでしょう。
となると一人勝ち、誰も止める人がいないとなると、名大統領を目指してまともになるのか?
果たして映画シビルワーみたいに大統領再建を延期させ、もしかして、ずっと大統領をやったりして、結果的に内乱状態になったり。
いよいよ目が離せないですね。

個人的な興味としては、もっとも抗老化の観点ですが、あの78歳の年齢で人前で、実際はぐちみたいな内容でしょうが、姿勢良くしゃべれる若さは驚異的だと思います。
その力の源はやはり、遺伝か、富豪だからか、選挙で戦っている高揚感、案外彼にとってはスポーツみたいなものなのかもしませんが、興味がありますね。
案外、ああいう風に他人の悪口や、デマや嘘を吐き散らしてストレス解消し、喋ることが口腔機能を維持させているのが強みかも知れません。
いい人はいいたいことも言わず、あるいは言えず、ストレスをためすぎて早く亡くなることも多いですからね。
川柳にもありましたが、トランプはエースなのかジョーカーか?
果たしてハートはあるのか?
すくなくとも そのトランプは切れやすいけど、きりにくい のは確かなようですね。







# by asakura_h | 2024-11-17 09:50
石橋氏を 叩いて渡る 自民党
10月も昨年の秋を上書き更新した以上の秋ですね。
昼間は9月がだらだらと続くように思えば、朝晩は早くも寒く感じるときもあり、どのタイミングで冬服にチェンジするかなかなか思案どころです。
そんな10月も終わりになりますが、いつもよりヒートアップした10月になったのは、ご存じの通り大リーグや日本シリーズの野球もありますが、10月後半の衆議院選挙。

9月末の自民党の石場総裁誕生から早くも、10月7日に衆議院解散から27日の投票まで。
それまで党内野党で反対を続けていた石場さんが、総裁になったとたん、皆のお友達に変り、執行部の決められた通りに早期解散に踏み切り、民意の失望を招き、それを挽回しようと徘徊する航空機のごとくダッチロールとフゴイド運動を繰り返し、最後の非公認候補の2千万円給付で墜落してしまいました。
結局自民党が自滅党になった選挙戦。
今回のタイトルの元になった”石橋を叩いて渡る”は固い石橋でも叩いて渡るということを身長に身長にすすめることを歌った文句ですが、石波氏を叩いたら本当に変形してしまって、渡ってみたら、橋が崩落してしまったという自民党のお話です。

そもそも自民党の総裁選自体が貧乏くじ引き選挙だったんですから。
政治と金の問題で誰が党首になっても議席数確保は難しかったでしょう。
小泉元首相のように自民党をこわすばりに裏金議員に刺客を用意し、入れ替えるぐらいの荒療治ができれば別ですが。
その中でも石波さんは党内野党的な姿勢に党員からも期待感があり、今の自民党に危機感を感じた議員の票を集めましたが、最初の投票でそれでも2位。
決選投票でのこれ以上の票の積み重ねには、裏金議員、あるいはその支援の議員まですりよる必要があり、決戦投票前のスピーチで”今までごめんなさい”まで言わざるをえなかった。
結局この時点で変にいい人に変身してしまったんでしょう。

いや、もともとはいい人なんでしょうけれど。
つまり固い石橋(石波氏)から柔らかい石橋になってしまった。
それで野党が準備ができてない、へたに統一候補を出される前に解散がベストということが条件に就任を引き受けた森山幹事長や岸田前首相の圧力に屈したのか納得したのか、予算委員会できちんと野党と議論をして解散という持論がふっとんで、石波ブランドの陰りという石橋にもひびがはいってしまったですね。
その上、裏金議員の公認問題という報道に再び反感が強まり、これはまずいと思ったのか、もっとも観測気球でマスコミにださせて世論をみて執行部を納得させようとしてのかもしれないけれど、あまりにもドタバタに石橋も揺れすぎました。
何しろ所信表明の時も持論をほぼ封印、せめて地位協定ぐらいは入れてほしかったのですが。

それに追い打ちをかけたのが、あのベンチがあほやからやってられないと言った、阪神の元エース江本投手の言葉じゃないけれど、執行部がアホやからやってられないばかりの愚策、裏金議員まで交付金を出していたという報道が飛び出して一気に石橋が瓦解の、まさかの自公の与党で過半数割れ。
まさに石橋を叩いて渡ったら本当に割れた感じでしょうね。
ここまでもろいと思わなかったのは、ひとえに石場首相も含めた自民党執行部が民意を甘く見ていた証拠でしょう。
長年の一強他弱の環境で傲慢になっていたことです。

もし石波さんを自分の筋を通したらうまくいったかどうか?
支持率がうなぎのぼりに上がったがどうか?
支持率はもう少し上がったかもしれないですが、そうなると組閣がきちんとできなかったかもしれない。
だったらきちんと持論通りに、予算委員会で議論したら、新たな焦点ができて、反対に政治と金ばかりに問題点に関心がいかなかったかもしれません。
その場合はこれほどひどい結果にはならなかったかも。
ただ反対に自民党のぼろが余計にでて、もっとひどい結果もありえます。

でも、どれを選択してもこの結果になっという気もします。
何度繰り返しても本能寺が燃えるんじゃが、という漫画は、織田信長がタイムループに陥り、どんなに選択を変えても、結局、本能寺の変で死んでしまう話ですが、これはあんに信長の性格や体制なら本能寺の変がなくても、別の変が起きて、信長はいきづまったということを示していると話ともとれますが、案外そうかもしれません。
何しろ民意にこれほど執行部が鈍感であればですね。
まあ、ここまで落ちないとそれがわからなかったという点では自民党にはいい試練かもしれんませんが、この高知にかぎらず、地元の自民党議員や選出の国会議員などは素晴らしい方もいろいろいるというのに、残念です。
もう一度目を覚まして本来の自民党の再生を期待したいところです。

とにかく夫婦別姓、マイナー保険証の問題、給与の年金の壁、税の壁の撤廃など改善すべき課題がいっこうにすすまない日本。
そのくせ安保法制(9条の実質的な無効か)など自民党がやりたいことは勝手にやっていた感じがあります。
これで与党も野党の意見をのまないとイケンようになりましたので、議論が活発になり進む日本にしてもらえばいいです。
自民党内や野党同士のつばぜり合いもこれからは頻発するでしょう、国会論戦はオーケイですが、国会乱戦にならぬように。
くれぐれも石橋とはいえ、叩きすぎないで渡りましょう。








# by asakura_h | 2024-10-31 18:50
多分9月も・・・・・
今日で8月も終わりになりました。
それにしてもいろんなことがあった8月ですね。
まずは前半は華々しいイベントのパリオリンピックがあり、日本もかつてないメダルの数をゲットしたので素晴らしいことです。
確かに日本は国力としては低下、世界に占めるGDPの割合も低下して、存在感が薄れましたが、スポーツで勝つということは、それ以上にすばらしいことだと思います。

まずは基礎体力の向上がないとダメですから、栄養も十分になり、日本人自体が国際的にも体力をつけてきているということですね。
水泳はもとより、陸上で上位入賞の選手、特に100mにも見ていてハラハラできる選手が現れたことは、以前から言われていますが、すごいことでしょう。
やり投げなんて、本人が技術を磨いたこともありまるが、そこまで素晴らしい基礎体力をもった選手が出ることもかつてないでしょう。
ただ日本人以外の遺伝子をもった方もいないとなかなかトップレベルまでいきにくいのもある面クローズアップされた感もありますけどね。

それからなんと言っても科学的なトレーニング、メンタルノコントロールなど、さまざまな分野の科学がスポーツに投入されています。
これができる科学がある、それを利用できる施設、組織があること。これこそ国力です。
そういう意味でもまだまだ日本は捨てたものじゃない気もします。
ただ、スケボーやレスリング以外にも、今回もっと王道の種目でメダルがほしかった気がしますが、それは次の課題でしょうけれど。

そんなオリンピックがやれやれ終わったと思ったら、8月9日には南海トラフの一部割れがありました。
実はその2日前に高知大学岡村教授の南海トラフの講演があり、2年内に絶対トラフは来必ずますからというのを聞いてたので、いよいよという気がしてきました。
それから1週間は起こす確率が高いので自粛のような形で、高知もなんとかよさこい祭りはできましたが、4組ぐらいがキャンセル、ホテルでは9千組のキャンセルで一億2千万円ほどの減収があったとか。
お盆の稼ぎの季節に大打撃になりましたね。
実際いつ起きてもおかしくないでしょう。
ただでさえ寝ずらい夏の夜がますます眠りにくくなりました。

その後には岸田首相の総裁選辞退の発言があり、一気に政治ムードに変り、テレビは自民党の候補者アピール合戦の場所に変わりました。
果たして誰が総裁になるのか?
そう言えば、野党第一党の立憲民主党の党首選挙もやっているそうですが、昔の名前がでていますの、懐メロ感覚なんで、なんとなくしょぼいですけどね。

それで最後の鳳が今回の台風10号、迷走に迷走をかさねて結構九州観光までして、四国から近畿まで一回りしてしまいました。
もともとは南の小笠原諸島あたりから北に一直線に来た~という感じでしたから、西に逸れて九州まで、深夜バスのコースじゃないんだからとプーたれてもしょうが無い迷走ぶり。
これ以上やきもきされ振り回された台風のいあつてないですね。
台風は地震と違って予想がつくからまだ対処しやすいとは言ったもんですが、こんな奥の手が台風にあると驚きました。
まるで政治的に迷走してそうな日本に習ったわけじゃないでしょうけどね。

それでも今日は晴れて、太陽も夏の日差しを取り戻して暑いですね。
一週間ぶりに汗をかいたような、おかげで体も新たに暑さに慣れ直さないといけないような感じですね。
多分暑さはまだ続く・・・・・・。





# by asakura_h | 2024-08-31 14:55
まだかろうじて蝉が鳴いている夏
いよいよ8月に入り、夏も佳境にさしかかりました。
昨年以上に地獄のような暑さが続きます。
パリオリンピックも日本人選手の活躍で盛り上がっていますが、それ以上に蝉の一斉の鳴き声、いわば昆声合唱団も響き渡ります。
あまりに暑すぎて蚊も飛ばない、ゴキブリも活動しない中ですが、蝉のボルテージも上がるのも、以前書いた通り、これは混声(オメとメス)ではない、オスだけのラブソング、いわゆる涙ぐましい求愛行動、婚活だからですね。

7年間あまりを暗い地中にいて、最後の一週間をこの婚活にかけているところは、オリンピック選手と似ています。
オリンピック選手となればほとんど多くの選手は何十年と準備をして、この2週間という短い間にその思いの丈をぶつけていることを思うと。
と言っても蝉の方は自然の法則でオスとメスがほぼ1対1なので、原則的にはあふれる者はでないようになっているはずだから、よほど運がなければ大丈夫でしょうけど。
それでも運のない蝉もけっこういるでしょうけどね。
それにしてもこの暑さ、蝉が夏の昆虫だからと言っても、適正の気温はあるでしょう。
一体、何度までもつんだろうか?勝手に心配してしまいます。
自分の生まれた年の環境と外にでたらぜんぜん違うでは洒落にならないでしょうし。
実際、鳴いている蝉の種類もここ十年ぐらいで変わっているという話です。

これも以前書きましたが、われわれが子供の頃は羽が茶色でお腹が白いアブラゼミ、鳴き声を言葉にするとジリジリ、油で上げるような音で鳴くからアブラゼミと呼ぶとも言われますが、夏の蝉の代名詞だったような気がします。
ところが、最近では暑さに強い羽根が透明なクマゼミ、文字にするとワシワシと鳴き、クマのくせにワシと鳴くとはとつっこみがはいりそうですが、勢力をのばしているようです。
蝉も時代で変わっていくでしょうが、これ以上気温が上がれば、これからは暑い昼が避けて、朝晩に鳴くようになるかもしれませんね。
それならまだいいですが、蝉も鳴かない夏になればいよいよ大変です。
温暖化、蝉の鳴くのを聞けるだけでも幸せだったと言われないように。

ところで、そんな昆声合唱団以上に大変なのが、熱中症や新型コロナ患者の増加です。
両者とも症状が似て区別がつかないこともあるので、注意がいります。
おかげで高知市の救急隊の出動もピークに達しそうな状況のようです。
その出動件数の3分の2は高齢者で、2分の1は在宅から搬送されるそうだとか。
いよいよ高齢者は万全の準備を、自宅も油断できません。

またこれからはじまるよさこい踊り、マスクなんかして踊る踊り子なんていませんからね。
感染がひろがるリスクは十分あります。
祭りの後が後の祭りでないことを願って。





# by asakura_h | 2024-08-04 14:15
トランプは魔女ではない、間男だ
 今年のアメリカの大統領選挙の共和党候補トランプが関係した女性へ123億ドルの賠償を命じられたが、本人はこれはバイデン政権の魔女狩りだと主張していて、精力的に選挙活動を行っている。
本当にでたらめな人物であるが、それでも熱狂的な支持者達がいて、当選しそうな勢いなので、もしトランプが当選したらと、”もしトラ”という言葉に世界中が慌てて対策を練り始めた。

 そんなトランプは皆さんもよくご存じだと思うが、自分勝手な物言いと行動で、欧米の連携にくさびを撃ち、イスラエルを支持してアラブの信頼を失い、アメリカの中東でのプレゼンスを低下させたのはお耳に新しい。
このトランプが人気なのは、今までアメリカの主流はだった白人の中間層が工場を海外に移転され仕事を失い、さらに投資の広がりで貧富の差が拡大していて、貧困に陥っており、彼らがなんとかすがっている為である。
そんな白人達をうまく利用してのし上がろうとしているとも言える。
だから相思相愛なので彼らの絆は強いのだろう。
トランプなら本当になんとかしてくれると思い込んでいるのだろうか?
いずれにせよ、それだけ彼らの思いがアメリカの中で置き去りにされたということもあるんだろう。
まさにわらをも救うような感じなのか?

しばしばアメリカは分断にまみれる。
70年代の大学生を中心とした若者と労働者と対立もそうだが、今回は根が深い。
それをトランプがあおっているように見える。
その上で平気で嘘をつく、嘘つき兵器(平気)であり、大統領就任式の観客がオバマより少なかったのに、多かったと言い張って却って後援者の熱狂を買っている。
これも相思相愛のなす技であろうか、盲目七恋につける薬はない。

もっとも、アメリカ人は真実より、みたい嘘を信じたい傾向があって、がっかりするよう真実は好まない。
UFOだって、UFOがいるかどうかの真実が知りたいのではない、UFOが真実なのでそれが作り出すフィクションがほしいのだ。
だから反証のデータがでても、それはまさに陰謀が絡んでいるのである。
結局トランプもUFOみたいなものか?
その上にネット社会だ。
ネットは同じ傾向の意見ばかり集まる傾向がある。
その思いが濃縮される傾向があるからね。

でも、これは決してアメリカだけのことではない。
いつの間にか自分も気がつかずに一つの意見に流されている可能性があるということだ。
だから常に反対の意見のものが近くにいることは、居心地がすこし悪くても尊重すべきだと思う。
それもなく、選挙集会ではリアルに同じ意見のものが集まるからさらに熱狂してしまう。
それ故、国会議事堂襲撃みたいな暴力にも発展したりしたのだろう。
気をつけたいものだ。

それにしてもトランプのいつもの常套句が、魔女狩りの標的にされているということである。
魔女狩りは魔女と嘘のレッテルをはられて処刑される被害者のことであるが、それからすれば明らかに内容は間違っている。
トランプは魔女ではない、どちらかと言えば魔男、いや間男だろう。
間男とは浮気した男のことをいうから、いわば加害者。
だから間男狩りで、成敗される側だよ。
正確に言葉を選ぼう。
でも、どうでもいいか、そんな話。







# by asakura_h | 2024-01-31 15:54