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民主党が消費税アップを推し進めていますが、この党は本当に選挙の時と随分変わりました。
マニフェストはいったい何だったのか?と思いますが、消費税を上げる前に無駄をなくす、その中には議員定数の削減や公務員の給与カットも含まれていたはずです。
それらを先送りにして消費税アップですか?
庶民に負担を強いるなら、まずは櫂より始めるのが筋です。
こんなひどい裏切りには、次の総選挙で民主党は壊滅的になりますね。
かといって、自民党に票を入れるのもどうかという雰囲気はありますから、選択に困ります。
大阪維新の会だと票を取ることもできるでしょうが、全国的に候補者を用意できなければ、本当に選択に困ります。
唯一、ほとんどの選挙区で立候補している共産党に票を入れ、共産党員が多数当選なんてことも有り得ますか?
現実的には有り得ないとは思いますが、この世界ではまさか有り得るかもしれません。
“魔坂”という坂はご存知でしょうか?
突然現れる坂ですが、全く予期せぬことが起きる想定外の坂のことです。
上り坂のこともあれば、下り坂なこともあります。
藤子不二雄の短編にも、そんな“まさか”なことが起きる話があります。
“まさか”のことと言うのは、確率的に低いことが起きることを意味しています。
例えば、我々が空気を吸えるのは、空気が空中に満遍なく存在しているからです。
もし部屋の片隅に空気、細かく言うと空気の分子が集まって存在していれば、我々は窒息してしまいます。
でも、そんなに空気が一部に集まってしまうようなことが、自然には有り得るのでしょうか?
確かに有り得ないように思えますが、理論的、つまり机上の考えでは有り得るのです。
じゃあ、何故そんなことが有り得ないかというと、空気が満遍なく拡散している状態の方が確率的に高く生じやすいからです。
だから、たとえ空気が一か所に集まることがあったとしても、ほんの瞬間のことで我々には全く影響は有り得ないのです。
そういう社会の中で、ある人が幸運にも確率的には有り得ないことが次々と、それこそ宇宙の歴史の中でも一度しか起きないような確率で大金持ちになったという話ですが、それでも全く有り得ない話ではない。
人類の歴史でも一人ぐらいかもしれないけれど、ゴルフでも何千万分の一の確率のことが起きました。
まさかは、まさに現実なのです。
だから、共産党が政権を取るようなことになったらすごいでしょうね。
総理大臣も唯一役職で一番偉い共産党の幹部です。
一党独裁で各種委員会もありますが、企業間の競争は残るのでしょうね。
でもこれって、自民党独裁の60年代に似ているような気がします。
案外、「三丁目の夕日」の昔に戻っただけだったりして・・・。
まさか?
マニフェストはいったい何だったのか?と思いますが、消費税を上げる前に無駄をなくす、その中には議員定数の削減や公務員の給与カットも含まれていたはずです。
それらを先送りにして消費税アップですか?
庶民に負担を強いるなら、まずは櫂より始めるのが筋です。
こんなひどい裏切りには、次の総選挙で民主党は壊滅的になりますね。
かといって、自民党に票を入れるのもどうかという雰囲気はありますから、選択に困ります。
大阪維新の会だと票を取ることもできるでしょうが、全国的に候補者を用意できなければ、本当に選択に困ります。
唯一、ほとんどの選挙区で立候補している共産党に票を入れ、共産党員が多数当選なんてことも有り得ますか?
現実的には有り得ないとは思いますが、この世界ではまさか有り得るかもしれません。
“魔坂”という坂はご存知でしょうか?
突然現れる坂ですが、全く予期せぬことが起きる想定外の坂のことです。
上り坂のこともあれば、下り坂なこともあります。
藤子不二雄の短編にも、そんな“まさか”なことが起きる話があります。
“まさか”のことと言うのは、確率的に低いことが起きることを意味しています。
例えば、我々が空気を吸えるのは、空気が空中に満遍なく存在しているからです。
もし部屋の片隅に空気、細かく言うと空気の分子が集まって存在していれば、我々は窒息してしまいます。
でも、そんなに空気が一部に集まってしまうようなことが、自然には有り得るのでしょうか?
確かに有り得ないように思えますが、理論的、つまり机上の考えでは有り得るのです。
じゃあ、何故そんなことが有り得ないかというと、空気が満遍なく拡散している状態の方が確率的に高く生じやすいからです。
だから、たとえ空気が一か所に集まることがあったとしても、ほんの瞬間のことで我々には全く影響は有り得ないのです。
そういう社会の中で、ある人が幸運にも確率的には有り得ないことが次々と、それこそ宇宙の歴史の中でも一度しか起きないような確率で大金持ちになったという話ですが、それでも全く有り得ない話ではない。
人類の歴史でも一人ぐらいかもしれないけれど、ゴルフでも何千万分の一の確率のことが起きました。
まさかは、まさに現実なのです。
だから、共産党が政権を取るようなことになったらすごいでしょうね。
総理大臣も唯一役職で一番偉い共産党の幹部です。
一党独裁で各種委員会もありますが、企業間の競争は残るのでしょうね。
でもこれって、自民党独裁の60年代に似ているような気がします。
案外、「三丁目の夕日」の昔に戻っただけだったりして・・・。
まさか?
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by asakura_h
| 2011-12-24 13:19
昔、「良薬口に苦し」とよく言われていましたが、最近の薬はちょっと違います。
口の中で溶ける口腔内崩壊錠の胃腸薬、テレビ等の宣伝で有名なガスター10は、お菓子のような爽やかな味で、その味だけでも気分が良くなることもあり、思わず「もう1錠ください」と言ってしまいそうになります。
本来、薬が美味しいというのは危険で、技術的な面でも飲み過ぎ防止の為、わざと苦くしていた面もありますが、薬の販売競争で人気を得るため、味付けするのも仕方ないことなのかもしれません。
まあ、飲むのが楽しくなるのも本来の目的かもしれません。
薬という字の中にも“楽”という字がありますからね。
楽(らく)という意味では、インフルエンザなどの予防接種でも、皮膚にキシロカインという麻酔薬をゼリー状にしたものを塗れば、痛みは軽減できます。
「痛い」の代名詞は歯医者でしたが、麻酔薬も改良されて「痛い歯医者には行くのを止めなさい」と忠告する先生もいました。
随分と治療も楽になったものです。
ただ、楽しいと楽は少し違うような気がします。
楽が楽しいとも限りません。
つまらないこともあり、難しくも楽しいこともあります。
だから楽しいのはいいけど、楽に流されるのはちょっと考えものです。
例えば、“学”と書くと何だか難しいイメージがあって、最近は“学”も“楽”にしてイメージを変えようとしています。
科学、数学を楽しく親しむために、“科楽”“数楽”という表現が使われます。
確かに楽しく覚えられればいいですね。
最近の勉強方法で、都道府県名を覚える歌があります。
各都道府県の地形から、それに関した歌を作り口ずさんでいるうちに、いつの間にか地形と名前を覚えてしまうという優れものです。
「星が輝く北海道・・・」
確かに北海道の地形は星形に見えないこともないです。
秋田県の地形は、猪苗代湖をメガネにした人の顔に見立てています。
他にも最近テレビで、難しい漢字の覚え方を放送していました。
「葡萄もサクサク浦和で缶拾い」と語呂合わせで覚える方法です。
草冠をカタカナのサ、句の外側をクと読み、浦の右側と缶に意味付けしたものです。
難しいことを楽しくするのは重要ですが、楽に流れるのは“悪銭身に付かず”と同じです。
悪銭、つまり簡単に儲けたお金は手元に残らない、苦労して稼いだお金はその有難さを知っているだけに使い方も考える。
知識も同じで、苦労して得た知識は身に付きますが、楽して得た知識は簡単に消えてしまいそうな気がします。
学問には王道なし、特に知識のインフラである計算力や読書力などは、絶対に苦労が必要ですね。
学成り難しですが、楽(がく)なり易し。
思わず自分を振り返って愕然としたりして・・・。
なるほど、“愕(がく)なり易し”ですね。
口の中で溶ける口腔内崩壊錠の胃腸薬、テレビ等の宣伝で有名なガスター10は、お菓子のような爽やかな味で、その味だけでも気分が良くなることもあり、思わず「もう1錠ください」と言ってしまいそうになります。
本来、薬が美味しいというのは危険で、技術的な面でも飲み過ぎ防止の為、わざと苦くしていた面もありますが、薬の販売競争で人気を得るため、味付けするのも仕方ないことなのかもしれません。
まあ、飲むのが楽しくなるのも本来の目的かもしれません。
薬という字の中にも“楽”という字がありますからね。
楽(らく)という意味では、インフルエンザなどの予防接種でも、皮膚にキシロカインという麻酔薬をゼリー状にしたものを塗れば、痛みは軽減できます。
「痛い」の代名詞は歯医者でしたが、麻酔薬も改良されて「痛い歯医者には行くのを止めなさい」と忠告する先生もいました。
随分と治療も楽になったものです。
ただ、楽しいと楽は少し違うような気がします。
楽が楽しいとも限りません。
つまらないこともあり、難しくも楽しいこともあります。
だから楽しいのはいいけど、楽に流されるのはちょっと考えものです。
例えば、“学”と書くと何だか難しいイメージがあって、最近は“学”も“楽”にしてイメージを変えようとしています。
科学、数学を楽しく親しむために、“科楽”“数楽”という表現が使われます。
確かに楽しく覚えられればいいですね。
最近の勉強方法で、都道府県名を覚える歌があります。
各都道府県の地形から、それに関した歌を作り口ずさんでいるうちに、いつの間にか地形と名前を覚えてしまうという優れものです。
「星が輝く北海道・・・」
確かに北海道の地形は星形に見えないこともないです。
秋田県の地形は、猪苗代湖をメガネにした人の顔に見立てています。
他にも最近テレビで、難しい漢字の覚え方を放送していました。
「葡萄もサクサク浦和で缶拾い」と語呂合わせで覚える方法です。
草冠をカタカナのサ、句の外側をクと読み、浦の右側と缶に意味付けしたものです。
難しいことを楽しくするのは重要ですが、楽に流れるのは“悪銭身に付かず”と同じです。
悪銭、つまり簡単に儲けたお金は手元に残らない、苦労して稼いだお金はその有難さを知っているだけに使い方も考える。
知識も同じで、苦労して得た知識は身に付きますが、楽して得た知識は簡単に消えてしまいそうな気がします。
学問には王道なし、特に知識のインフラである計算力や読書力などは、絶対に苦労が必要ですね。
学成り難しですが、楽(がく)なり易し。
思わず自分を振り返って愕然としたりして・・・。
なるほど、“愕(がく)なり易し”ですね。
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by asakura_h
| 2011-12-21 09:00
いよいよクリスマスも近づき、街はイルミネーションに彩られ、サンタの絵や服装をした人がちらほらと目につくようになりました。
何しろサンタクロースはクリスマスのスーパースターですから。
欧米では、いい子にしていればプレゼントをくれる、日本の秋田の“なまはげ”の逆バージョンです。
結局、サンタの裏の顔は“なまはげ”か?と思ってウィキペディアを見てみると、ドイツの古い伝承によるとサンタは双子で、片方は赤白の服を着てプレゼントを配り、もう片方は制裁を加えるようで、確かに“なまはげ”と共通点があるそうです。
だったら、今のサンタクロースもペアになり、片方は怖いサンタではなく“サタンクロース”、もう片方は優しい“サンタクロース”なんてありかな?
いっそのこと、なまはげ対サンタというのも面白いかもしれませんね。(そんなことないか・・・)
ともあれ、元々サンタは茶色の服を着ており赤白のコスチュームになったのは、コカコーラの宣伝だと以前聞いたことがありますが、どうやらその前から日本では赤白が定着していたようです。
ただ現在のように、クリスマスがプレゼントを撒き散らすお祭り行事になったのは、20世紀初め、デパートの集客戦略だそうですね。
その主はアメリカのデパート王ジョン・ワナメーカー、敬虔なクリスチャンで商務長官も務めた人物です。
アメリカは凄いですね、デパート王のような商才に長けた人物が、日本の大臣に匹敵する地位で辣腕を奮えるわけですからね。
ユニクロの柳井社長あたりが、通商産業省の大臣あたりのイメージでしょうか?
そのワナビーには名言があって、「微笑みと握手には金も時間もかからない。そして商売を繁盛させる」とか「一歩ずつ進めば高い山を踏破できる」など、以前から耳にしたことのある、分かっちゃいるけどなかなか実行できない言葉の作者だそうです。
また、他にもイースターやバレンタインデー、母の日などに大々的に贈り物をする日に作り替えました。
まるで記念日メイカーです。
それにしても、日本人にクリスマスがこれほど定着したのは、やはり欧米に対する憧れからでしょうか?
バブル期には大恋愛の日にもなり、この日に独りというのが“シングルベル”と揶揄されたのも、はや10年以上前のこと。
最近、前ほどクリスマスと言って騒がなくなったような気がするのは、欧米に対する熱が冷めたせいですかね。
それとも、これぞ草食化の象徴か?
いずれにせよ、今年も私は白衣のままサンタクロースに変身します。
スタッフにボーナスを手渡しするのです。
まさに白いサンタクロース、そう言えば手助けの職員が茶色い服でトナカイに見えたな・・・。
何しろサンタクロースはクリスマスのスーパースターですから。
欧米では、いい子にしていればプレゼントをくれる、日本の秋田の“なまはげ”の逆バージョンです。
結局、サンタの裏の顔は“なまはげ”か?と思ってウィキペディアを見てみると、ドイツの古い伝承によるとサンタは双子で、片方は赤白の服を着てプレゼントを配り、もう片方は制裁を加えるようで、確かに“なまはげ”と共通点があるそうです。
だったら、今のサンタクロースもペアになり、片方は怖いサンタではなく“サタンクロース”、もう片方は優しい“サンタクロース”なんてありかな?
いっそのこと、なまはげ対サンタというのも面白いかもしれませんね。(そんなことないか・・・)
ともあれ、元々サンタは茶色の服を着ており赤白のコスチュームになったのは、コカコーラの宣伝だと以前聞いたことがありますが、どうやらその前から日本では赤白が定着していたようです。
ただ現在のように、クリスマスがプレゼントを撒き散らすお祭り行事になったのは、20世紀初め、デパートの集客戦略だそうですね。
その主はアメリカのデパート王ジョン・ワナメーカー、敬虔なクリスチャンで商務長官も務めた人物です。
アメリカは凄いですね、デパート王のような商才に長けた人物が、日本の大臣に匹敵する地位で辣腕を奮えるわけですからね。
ユニクロの柳井社長あたりが、通商産業省の大臣あたりのイメージでしょうか?
そのワナビーには名言があって、「微笑みと握手には金も時間もかからない。そして商売を繁盛させる」とか「一歩ずつ進めば高い山を踏破できる」など、以前から耳にしたことのある、分かっちゃいるけどなかなか実行できない言葉の作者だそうです。
また、他にもイースターやバレンタインデー、母の日などに大々的に贈り物をする日に作り替えました。
まるで記念日メイカーです。
それにしても、日本人にクリスマスがこれほど定着したのは、やはり欧米に対する憧れからでしょうか?
バブル期には大恋愛の日にもなり、この日に独りというのが“シングルベル”と揶揄されたのも、はや10年以上前のこと。
最近、前ほどクリスマスと言って騒がなくなったような気がするのは、欧米に対する熱が冷めたせいですかね。
それとも、これぞ草食化の象徴か?
いずれにせよ、今年も私は白衣のままサンタクロースに変身します。
スタッフにボーナスを手渡しするのです。
まさに白いサンタクロース、そう言えば手助けの職員が茶色い服でトナカイに見えたな・・・。
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by asakura_h
| 2011-12-17 12:11
11月もいよいよ終わりになってきました。
先週の日曜日は、なんて暖かい日だと思っていたら、夕方から急に寒くなり、翌日から本格的な冬の訪れとなりました。
あれは、いわゆるインディアンサマー、小春日和だったわけで、騙されて薄着したので寒さが身に染みました。
そんな11月ですが、当院に併設の介護老人保健施設「長命荘」(略して老健)にとっては、いつもよりイベントが多い月となりました。
老健といきなり言われても、なかなか分かりにくいので説明しますと、介護保険の中にある施設サービスのひとつです。
在宅の手助けで、家族が看られなくなりショートステイで利用者を預かったり、長期に入所できるという、施設と在宅(家)との中間施設と呼ばれています。
特に今後はリハビリ、中でも維持期のリハビリで重要な役割を果たすと思われます。
大抵は独立した1つの建物でやっているところが多いわけですが、「長命荘」はもともと病棟から変わったものなので、院内にある施設となっています。
さて、そんなイベントの1つに11月6日の日曜日、「こうち介護の日2011」がありました。
これは、将来の福祉・介護サービスを担う質の高い人材を確保するために、介護の仕事の魅力や専門性をPRしようと県の主導で開催されているイベントで、今年で2回目となり、各施設や福祉専門学校が模擬店を出店していました。
当施設「長命荘」は、介護老人保健施設協議会の一員として、近くで収穫され販売している無農薬米を1袋(3kg)1000円という大特価で50袋を販売しました。
というのも、施設を知ってもらうために、各施設が特産品を持ち寄って“老人保健市”、略して“老健市”というコンセプトで模擬店を出していたからです。
昨年は、天気も雨模様だったせいで人出も少なかったのですが、今年は同じような天気にも関わらず、何とゴーカイジャーのショーをやってくれたおかげで、子供たちやその親たちまで加わり大盛況、お米も完売しました。
大人気のゴーカイジャーさまさまですが、実はゴーカイジャーは“カイゴ”の仲間なんです。
ゴーカイジャーの“ゴ”の位置を変えれば“カイゴージャー”、なんて幼稚園レベルのギャグはともかく、来年もテレビでやっていたら、まさに老健を守る介護ヒーローの“カイゴージャー”を作って共演なんていいですね。
お互いに、これから実用化される空気で動くマッスルスーツを着たらカッコいいでしょう。
対する相手は、人を寝たきりにする“ネタキリン”とか、“拘縮魔王”や“褥瘡怪人”などの病魔たちで、ステージで派手に立ち回りますか?
ただし、来年もこのイベントが開催されればの話ですが・・・。
ちなみに、長い坂の会の平成福祉専門学校の焼き鳥が人気でしたし、それぞれの模擬店が満足の出来じゃないかと思います。
果たしてこのイベントの効果は・・・アルンジャー?ナインジャー?
先週の日曜日は、なんて暖かい日だと思っていたら、夕方から急に寒くなり、翌日から本格的な冬の訪れとなりました。
あれは、いわゆるインディアンサマー、小春日和だったわけで、騙されて薄着したので寒さが身に染みました。
そんな11月ですが、当院に併設の介護老人保健施設「長命荘」(略して老健)にとっては、いつもよりイベントが多い月となりました。
老健といきなり言われても、なかなか分かりにくいので説明しますと、介護保険の中にある施設サービスのひとつです。
在宅の手助けで、家族が看られなくなりショートステイで利用者を預かったり、長期に入所できるという、施設と在宅(家)との中間施設と呼ばれています。
特に今後はリハビリ、中でも維持期のリハビリで重要な役割を果たすと思われます。
大抵は独立した1つの建物でやっているところが多いわけですが、「長命荘」はもともと病棟から変わったものなので、院内にある施設となっています。
さて、そんなイベントの1つに11月6日の日曜日、「こうち介護の日2011」がありました。
これは、将来の福祉・介護サービスを担う質の高い人材を確保するために、介護の仕事の魅力や専門性をPRしようと県の主導で開催されているイベントで、今年で2回目となり、各施設や福祉専門学校が模擬店を出店していました。
当施設「長命荘」は、介護老人保健施設協議会の一員として、近くで収穫され販売している無農薬米を1袋(3kg)1000円という大特価で50袋を販売しました。
というのも、施設を知ってもらうために、各施設が特産品を持ち寄って“老人保健市”、略して“老健市”というコンセプトで模擬店を出していたからです。
昨年は、天気も雨模様だったせいで人出も少なかったのですが、今年は同じような天気にも関わらず、何とゴーカイジャーのショーをやってくれたおかげで、子供たちやその親たちまで加わり大盛況、お米も完売しました。
大人気のゴーカイジャーさまさまですが、実はゴーカイジャーは“カイゴ”の仲間なんです。
ゴーカイジャーの“ゴ”の位置を変えれば“カイゴージャー”、なんて幼稚園レベルのギャグはともかく、来年もテレビでやっていたら、まさに老健を守る介護ヒーローの“カイゴージャー”を作って共演なんていいですね。
お互いに、これから実用化される空気で動くマッスルスーツを着たらカッコいいでしょう。
対する相手は、人を寝たきりにする“ネタキリン”とか、“拘縮魔王”や“褥瘡怪人”などの病魔たちで、ステージで派手に立ち回りますか?
ただし、来年もこのイベントが開催されればの話ですが・・・。
ちなみに、長い坂の会の平成福祉専門学校の焼き鳥が人気でしたし、それぞれの模擬店が満足の出来じゃないかと思います。
果たしてこのイベントの効果は・・・アルンジャー?ナインジャー?
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by asakura_h
| 2011-11-28 17:07
先日(10月21日)、医療法人協会の経営セミナーに参加しました。
高知から福岡まで飛行機、福岡から鹿児島までは開業したばかりの九州新幹線、鹿児島から宮崎までは在来線と乗り継ぎました。
さすがに新幹線は快適で、まさに地上を行く飛行機のようでした。
その帰りの夕食時間帯に1時間半ほど時間に余裕があり、以前利用したことがある鹿児島中央駅近くの「寿庵」という黒豚のレストランに行きました。
ここの黒豚は、とろける美味さです。
ひとりだったら何とかなるさ、という安易な気持ちもあり、予約もせずに行くと、さすが人気店らしく満席で、待合にも4人家族と1組のカップルが既におり、30分から1時間かかるとのことでした。
駅までの時間、そして食べる時間を差し引くと45分がタイムリミットでしたが、せっかくなので待ってみることにしました。
その間、何組かの来客が来ては諦めて帰ったり、予約客が来て先に案内されたりして30分が経過。
こりゃあ、やばい、自分もついてないなあと悶々としていたところ、先に待っている4人家族の順番が来ました。
その家族は、満面の笑顔を見せ店員のどうぞという言葉に期待していましたが、店員から出た言葉は2人ずつ離れてということで、ここから家族の葛藤が始まります。
当然、この家族は4人一緒が希望なのですが、4人同席となるとさらに30分はかかるかもしれない。
さて、この家族はどちらを選択するのか?
その家族より自分のほうがハラハラしていました。
もし、彼らがその席を放棄してくれたら、先に待っているカップルと自分に順番が回ってくるわけで、タイムリミットを15分残して黒豚にありつけるのです。
ですから、放棄してくれないかと期待しながら会話を聞いていると、30代の娘さんと50代の奥さんは食べればいいじゃないかと半ば怒り気味、お父さんはせっかくだから皆で一緒にと主張して紛糾。
お父さん頑張れ、息子でもないけど自分も陰ながら応援していました。
せっかく家長が言ってるのだからなんて普段は思わぬ考えも、目上の人の意見を尊重するのが高齢社会なんだし、なんてもっともな考えも空腹のせいか浮かんできました。
結局5分後、女性2人の主張に息子さんも従い、お父さんの思いは却下されがっくりきたようですが、お父さん以上に自分もがっくり。
それでも気を取り戻し、さらに7分経過、残り3分です。
これで2組はきつい、もう駄目か?というところで奇跡が起きました。
なんと立て続けに2つのテーブルが空き、自分の順番が回ってきました。
ところが、案内されたのはなんと座敷の小部屋でゆうに4人は座れます。
ここを1人で占有するなんて何か変な気分でしたが、あの家族ももう少し待てば良かったのに・・・。
でも、これが運命の妙というか、皮肉ということでしょうか?代わってあげたら良かったかなとも思うのですが、たかが一食のことですし・・・されど一食ですけどね。それにしても、黒豚を食べる前に皮肉を食べるとは、これだから人生はおいしい、いや面白い。
高知から福岡まで飛行機、福岡から鹿児島までは開業したばかりの九州新幹線、鹿児島から宮崎までは在来線と乗り継ぎました。
さすがに新幹線は快適で、まさに地上を行く飛行機のようでした。
その帰りの夕食時間帯に1時間半ほど時間に余裕があり、以前利用したことがある鹿児島中央駅近くの「寿庵」という黒豚のレストランに行きました。
ここの黒豚は、とろける美味さです。
ひとりだったら何とかなるさ、という安易な気持ちもあり、予約もせずに行くと、さすが人気店らしく満席で、待合にも4人家族と1組のカップルが既におり、30分から1時間かかるとのことでした。
駅までの時間、そして食べる時間を差し引くと45分がタイムリミットでしたが、せっかくなので待ってみることにしました。
その間、何組かの来客が来ては諦めて帰ったり、予約客が来て先に案内されたりして30分が経過。
こりゃあ、やばい、自分もついてないなあと悶々としていたところ、先に待っている4人家族の順番が来ました。
その家族は、満面の笑顔を見せ店員のどうぞという言葉に期待していましたが、店員から出た言葉は2人ずつ離れてということで、ここから家族の葛藤が始まります。
当然、この家族は4人一緒が希望なのですが、4人同席となるとさらに30分はかかるかもしれない。
さて、この家族はどちらを選択するのか?
その家族より自分のほうがハラハラしていました。
もし、彼らがその席を放棄してくれたら、先に待っているカップルと自分に順番が回ってくるわけで、タイムリミットを15分残して黒豚にありつけるのです。
ですから、放棄してくれないかと期待しながら会話を聞いていると、30代の娘さんと50代の奥さんは食べればいいじゃないかと半ば怒り気味、お父さんはせっかくだから皆で一緒にと主張して紛糾。
お父さん頑張れ、息子でもないけど自分も陰ながら応援していました。
せっかく家長が言ってるのだからなんて普段は思わぬ考えも、目上の人の意見を尊重するのが高齢社会なんだし、なんてもっともな考えも空腹のせいか浮かんできました。
結局5分後、女性2人の主張に息子さんも従い、お父さんの思いは却下されがっくりきたようですが、お父さん以上に自分もがっくり。
それでも気を取り戻し、さらに7分経過、残り3分です。
これで2組はきつい、もう駄目か?というところで奇跡が起きました。
なんと立て続けに2つのテーブルが空き、自分の順番が回ってきました。
ところが、案内されたのはなんと座敷の小部屋でゆうに4人は座れます。
ここを1人で占有するなんて何か変な気分でしたが、あの家族ももう少し待てば良かったのに・・・。
でも、これが運命の妙というか、皮肉ということでしょうか?代わってあげたら良かったかなとも思うのですが、たかが一食のことですし・・・されど一食ですけどね。それにしても、黒豚を食べる前に皮肉を食べるとは、これだから人生はおいしい、いや面白い。
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by asakura_h
| 2011-10-29 11:52