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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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<   2011年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧
タイムスリップはしたくない
最近、テレビドラマや映画で、タイムスリップが人気のようです。
「仁」というのは、江戸時代末期にタイムスリップした脳外科医が、その手術の腕で坂本龍馬たちの命を救うという話です。
また、「ちょんまげぷりん」というのは、江戸時代の武士が間違って現代にやってきて、母子家庭の家族を助けながらパティシエで成功するという話です。
まさにタイムスリップブームです。

そう思えば、やたらと昔を懐かしむ風潮があります。
「三丁目の夕日」などのように、昭和30年代のほのぼのとした時代を描いた作品が人気です。
当時は高度経済成長期で、みんなが助け合いながら明日への夢を持ち、生きた時代ということになっています。
確かに映像を見ても、今とは違う熱気を感じます。
その前には、江戸時代はパラダイスだなんてブームもありました。

勿論、昔がいいと思うことに否定はしませんが、本当に良かったのか少し疑問がわきます。
犯罪などは昭和30年代には多く、猟奇的事件もありました。
江戸時代なんて娯楽もあまりなく、言論も不自由で窮屈だったように思います。

それより何より医学の進歩を考えると、昔には決して戻りたいとは思いません。
今でこそ、内視鏡検査は鼻から入れるファイバーが使用され、ずいぶん検査も楽になりましたが、40年前の内視鏡なんてウナギみたいな大きさで、喉から腹まで串刺しにされそうな感じで、実は大変な検査だったようです。
胃潰瘍なんかは30年位前には、胃の全部摘出手術や、一部を摘出する亜全摘の手術をしていました。
これが、手術なしで治療できるようになったのは抗潰瘍薬のおかげで、今では胃潰瘍で手術なんてありえません。
また、関節リウマチなどは、最後は寝たきりになるような病気でしたが治療法が変わり、今では日常生活を維持したまま病気をコントロールできたり、完治する例もあります。

昔の人の中には、「昔はそれが当たり前だから、しんどいことだとは思わない」という人もいます。
確かに昔の人はそうかもしれませんが、今を知ってしまった“今人”は昔には戻れないということです。例え患者版ブラックジャックみたいに、どんな病気でも絶対に治るという自信があってもですね。
しかし、こんな私たち現代の医療もきっと“未来人”は笑うことでしょう。何しろ再生医療が実現すれば、移植も不要になりますから。
もし、タイムマシンがあれば、どんな病気も治してくれるそんなバラ色の未来に行ってみたいのですが、グローバル化の影響で今以上に貧富の差が広がり、どんな素晴しい医療でもお金がないと受けられないかもしれません。
技術はどんどん進歩しますが、制度はそう簡単にはいきません。
だからきちんとした医療制度を作り上げることが、私たちの今の課題ではないでしょうか。
“未来人”に怒られないためにも。

そう思いながら今日も私は“未来人”と一緒に食事をします。
我が子という名の“未来人”と・・・。
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by asakura_h | 2011-01-26 17:14
タイガーマスクは誰でしょう?
年始早々から、タイガーマスクの伊達直人の名前で寄付が贈られたと思ったら、その後全国各地で同じような寄付が広がって、今では寄付ブームです。
さすが伊達直人(だてなおと)は、単なる伊達な男(だてなおとこ)ではないですね。

タイガーマスクは昭和43年に月刊誌ぼくらで連載が始まったマンガです。
主人公タイガーマスクは、悪役レスラー養成所「虎の穴」の超エリート悪役レスラーですが、経済的に窮地になった古巣の孤児院の子供たちを救うために、「虎の穴」を裏切り養成所のマスクレスラーたちと次々戦い、最後は勝利するという話です。

これと似たような映画では、ナチョリブレ、メキシコで孤児院を救うために覆面レスラーになった実話をコメディにした作品が、日本でもプロレスを大食いを競うフードファイターに変えたドラマがあります。
いわゆる子供を助けるヒーロー物のひとつですが、タイガーマスクの人気はストーリーばかりでなく、その虎のキャラにもあります。

虎の孤高性が、組織とひとりで戦う哀愁にうまくマッチしていました。
これがライオンや熊、ジャガーでは出ませんね。
それが狐や狸では軽過ぎます。犬や猫は論外ですが、狼なら狼男の亜流になってしまいます。
さらに虎の子とは、大切にして手放さないことを言うように、虎は子供をかわいがることで有名です。
この二つのキャラがうまくミックスしているのです。

それにしても、寄付がブームになるとは驚きました。
サンデーモーニングというテレビ番組では、「これは社会に何か役立つことをしたいという気持ちが充満しており、その口火になった」と説明していました。
確かに税金を払っているので、公的な機関を通して福祉には貢献しているはずですが、それで勿論カバーできるわけはなく、実は東京慈善銀行のような寄付団体が他にもいろいろあるそうです。
ただ、団体となると実態が不透明なイメージがするので、ならば個人で直接ということになるのでしょう。

しかし、今回のブームは異常ですね。
一過性のサッカーファンと同じく、煽て直人(おだてなおと)のマスコミが作る感動の輪に乗せられたのか?愉快犯か?
ただこれからは、公的機関の財政事情も厳しく、お互いに助け合う寄付等が重要になる、いい意味で転換年になるかもしれません。

寄付を受け取る施設も嬉しいだけではすみません。
昔は貧困の孤児ですが、今は虐待や不登校などの問題を抱える子供たちも多く、心のケアや教育など長期のフォローが必要です。
また、寄付だけではなくボランティアなども必要です。
何が本当に必要か知り、これを機会に”子供は虎の子”、社会全体で子供を大切に育てていく気持ちが広がればいいですね。子育て直人(こそだてなおと)じゃないですけど。

それにしてもタイガーマスクはいったい誰なのでしょう?
案外あなたの隣の誰かかもしれません。
まあ、誰でもいいのです。
きっかけになれば、単なる目立て直人(めだてなおと)だったとしても・・・。
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by asakura_h | 2011-01-21 10:50
強欲、自由を制する
ギャンブルはお金のある人が有利です。
ルーレットでもたくさんの数字に賭けたほうが当たる確率が高く、当たれば大きく、十分に負けを取り戻し、よしんば凌駕することも可能です。
今の世界はルーレットのようにどんどん投機的なお金に回され、ギャンブルみたいなものです。
結局、お金を持つ人がさらに持ち、持たない人はどんどん取られているという、まるで大貧民というゲームそのものです。
これが究極の自由主義のおりなす弱肉強食社会で、まさに強欲はそれが生み出した怪物です。
今は強欲資本主義と呼ぶ方もいます。

ただし、弱者にも勝つチャンスがあれば何とかなります。
アメリカ社会のいい点は、このチャンスが多数残されているところです。
例えば、寄付という形でこのチャンスを得ることができます。

一方、フィクションの世界は現実とは正反対です。
小説や映画、漫画などの世界では、持たない者が不思議な力を手に入れて勝つという話がごろごろしています。
フィクションというのは現実にめったに起きないから面白いわけで、小さな本当を積み重ねて大きな嘘をつく、一種の詐欺です。
そのおかげで現実との心のバランスを取る、いわば上手い社会の装置です。
たまにこれが現実だと勘違いする人がいて困りますが、もし現実にありえるとすれば、意外でしょうが、日本の柔道かもしれません。
もちろん、不思議な力でなく、小さな者が大きな者に勝つという点だけですが。

そんな柔道も今やグローバル化、世界的なスポーツ”ジュウドウ”になり、体重別でレスリングの柔道着版になってしまったのが残念ですが、柔道の本質は”柔よく剛を制す”なのです。
体が柔弱な者でも、体が剛のいわば頑丈な者を倒すことができるのです。

それが可能なのは、相手の油断を誘ったりしながら、その力をうまく利用するからです。
これは、これから世界を目指すベンチャー企業などにも使える一手ですね。

そう言えば昔の小さき国、日本も大国の清やロシアとの戦争に勝てたのも、この精神が作用したのでしょうか?
ただし己を忘れ、思い上がってアメリカには大変な目に遭いましたが・・・。
また、相手を利用するという点では、寄付などで持つ者にうまく頼る、アメリカの持たない者の生き方に似ていますが、違いはその精神にあります。

柔道では、対戦相手は単なる倒す対象ではなく、共に成長していく仲間だそうです。
自分が成長する為に相手がある。
そして相手の成長が自分の成長につながる。
ある意味ではウィンウィンの関係とも言えますが、単に勝つためじゃなく、負けないため、それも自分自身に負けないためで、己と相手を知り無心に戦うのです。

”柔よく剛を制す”、今の日本の若者は大企業志向が多いと聞きます。
中小企業にも素晴らしく活躍している企業も多くありますので、是非、柔道精神で中小企業も目指して欲しいものですね。

”剛よく柔を制す”では面白くない、さらに”強欲、自由(社会)を制す”では悪夢ですから。
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by asakura_h | 2011-01-18 15:10
「衣食住」の次は「医職銃」
「食」と言えば次いで気になるのが「衣」と「住」です。
暑い夏はそれほど感じませんが、寒い冬にはその有難さが身に染みます。

では、その次に来るものと言えば「医職銃」ではないでしょうか。

「医」はもちろん、医療福祉の頭文字を取ったものですが、民主党の”コンクリートから人へ”というキャッチフレーズは、単に公共事業から子育て手当に変わるのではなく、公共的な事業が建築土木から医療福祉に変わっていく、いわゆるハードからハートへの転換を意味していると思います。
ただ問題は、果たして医療福祉は成長産業になり得るか、という点です。

例えば、高速道路を例にあげると、交通量を増やすとその関連した産業も潤い、新しく道路が開通したことによって、ますます流通が活発になり地域も潤いますが、医療福祉だとどうなるでしょうか?
まず、雇用が確保され、その地域に安心が生まれれば財布のひもも緩み、消費につながることのようですが、その為には消費税を上げる、医療介護の保険料や自己負担金を上げる、これではたして消費につながるのでしょうか?
その上、公共事業の場合は給与も税金から出るのですから、結局その一部が税金に還元されるだけのことで、国の出費がかさむことに間違いありません。

しかし、健康寿命を延ばすことで働く人を確保でき、高齢者を看ることで家族が安心して働けるなど、労働環境の改善で生産効率を上げることは可能です。
特に産業として見た場合、拘縮予防、排便処理の新型オムツ、介護補助ロボットなどの技術開発は、シンガポールや中国、韓国などこれから高齢化を迎えるアジア各国に、システムやノウハウを売り込めますし、再生医療分野で世界をリードして日本の医療技術を売り、外貨を稼ぐことは可能ですから、「医」の充実は成長産業として期待できるのではないかと思います。

「職」は特に医療福祉関係で需要が増えます。
積極的なジョブシフトで参入してもらいたいものです。
アジア各国を見れば、将来的には海外での仕事も増え、「医」と関連して充実すれば、高齢安心国家になり、案外、海外からの移住も増えるかもしれません。

三番目の「銃」は、ひとつには警官の銃、いわば社会の治安です。
最近は物騒な事件を耳にしますし、経済的に貧困になればなるほど犯罪は増加していきます。
たとえ銃でなくても、地域ぐるみで防犯の取り組みなど重要ですね。
もうひとつは国防の銃です。
昨年の尖閣諸島問題もそうですが、いかに国を守るか、今まで当たり前だった平和について見直す時が来たのかもしれません。

最後に高齢者に限って必要なものといえば「医職充」だと思っています。
「医」は当然ですし、「職」はきちんとした勤めでなくてもできる限り働くということで、家庭内の仕事でも十分です。
「充」は充足の”充”、これは心の充足や充実です。
特に人間関係に恵まれることは幸いです。

”いしょくじゅう”やはりその言葉と人生の最後は心に尽きますね。
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by asakura_h | 2011-01-17 09:26
食安祈願
食い物の恨みは恐ろしいとよく言いますが、少なくともうっとうしいのは確かではないでしょうか。

大学時代、クラブの女性の先輩の部屋でコンパが開かれたことがありました。
机の上に置いてあるビスケットを見つけ、おそらくコンパで出すものだと勘違いして出してしまいました。
ところが、ビスケットは先輩が夜遅くに食べるため置いてあったものらしく、かなり激怒したようで、その後しばらくグチグチと責められたことがありました。
もちろん自分のミスなのですが、たかが食べ物でと思ったのがそもそもの誤りでした。
しかし日常でこんな具合ですから、これがもし非常時だったら・・・と考えてしまうのは飛躍し過ぎでしょうか?
と言うのも、今の自分たち生活は、食の安定に尽きると思うからです。

近頃は、海外から安くておいしい食料が大量に輸入されてきます。
子供の頃、昭和40年代ですが、ステーキと言えば超高級食料品で、食べれるのは誕生日とか特別な日に限られていました。
その代わりによく食べさせられたのは鯨肉で、当時はあまりおいしく感じず、うまく騙された気分でしたが、それが今では牛肉は当たり前、化粧品の中にも成分が使われるくらいですから。
却って捕鯨禁止の世界的コールの中で、鯨の肉が珍味で新鮮味があるのは皮肉なものです。

この食がなくなったら大変です。
何しろ空腹だと、温厚な人でも人格が変わります。
最近、ランドセルの寄付がニュースで話題の「タイガーマスク」や、映画化される「あしたのジョー」の原作者である梶原一騎さんは晩年の作品で、空腹になった恋人や家族同士が、数少ない食べ物を取り合って醜い争いをする場面を描いたりしていますが、まさに人間の本性を突いています。

今でもファンの多い戦国時代は、聞こえはいいですが、日本人が日本中で殺し合いをしていた”戦獄時代”です。
何故あんな時代になったのか、それを多くの書物が明らかにしていますが、気温の世界的な低下に伴い食物が収穫できなくなり、飢餓状態だったということです。
もちろんその原因は、飢餓状態に対処できなかった当時の中央政府(足利政権)にあり、いわば人災の面もありますが、各地方はそれこそ食料を確保して生きる為に、他の地域へ進出、占領して食料や食料を生産できる人材を盗んだわけで、国取り物語ではなく、米取り物語が本質のようです。
それができる武将が、戦国武将として地域から尊敬を集めて存続できたわけで、そんな戦国時代も世界的な気温上昇で、農作物が安定供給されることになり、終焉を迎えます。

ことごとさように食は重要です。
TPPも重要ですが、世界的に人口が増え、食料戦争は目前です。
食の安全は確保できるようにしてもらいたいものです。
恨まれたくもないし、人格も変わりたくないですから・・・。
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by asakura_h | 2011-01-11 10:51
”Dデイ”はいつ来るのか?
昨年は3Dブームでしたが、現実はさらに進んで4Dです。
いわゆる、デフレ、デプレッション、デグラデーションに加え、デフィシット(財政赤字)の4Dなのですが、ご存知の通りこれが一番深刻です。
何しろ国債(国の借金)の残高分で約900兆円ありますから。
中には国内資産が1400兆円で、海外資産もあり貿易黒字も多く、アメリカの国債も購入しているから大した借金ではないと言う方もおります。
しかし、今後は資産の評価が下がり貯蓄力も低下、貿易も競争国が増えて収益が低下、アメリカの国債は担保もなく踏み倒しです。

こうなると現実的には、これ以上借金を増やさないようにするしかないわけですが、肝心の予算は、プライマリーバランス(国債を除いた歳入歳出の差)がマイナス40兆円、国家予算約80兆円の税収が40兆円です。
さらに、ここ5年間を中心に高齢者の増加で社会保障費が膨れ上がり、生産人口は減少し税収はますます下がり、当然のことながらこのバランスはマイナスが拡大し、借金は膨れ上がります。
これが資産を上回ればアウトですね。

今でさえ、対債務比は第二次世界大戦末期とほぼ同じだということですが、戦後はハイパーインフレで、戦争のために発行された赤字国債はパーにされました。
現在は制度上それは難しいようですが、まさに5番目のD、デフォルト(債務不履行)の日”Dデイ”がきて、IMFの管理下になるなんてことも、ホラー話ではないですね。

この”Dデイ”とは元々、聖書の神による審判の日「doomsday」の略です。
映画ターミネーターでも、ロボットによる人間攻撃の日をそう表現しましたが、それにしても何でこんなに国債による借金が増えるのか?この傾向は安定志向が強い日本独自のようです。

他の国では、成長産業に回して成長力で財政危機を乗り切るようですが、日本ではリスクを取る投資より貯蓄に回り、銀行等を通じて国債に化けるのです。
いわば「すべての金の道は国債に通じる」という、金の引きこもり状態です。
その道があるから、赤字を垂れ流しでも無責任に国家予算を毎年組むわけです。

思うにこれから数十年、嫌でも増加する高齢者を看る必要があるわけで、医療福祉年金に最大いくらかかるのか、そこから逆算して無駄な支出を省くとか、成長分野でこれだけ見込めるとか、そのためには国民負担がどのくらい必要なのかをきちんと説明し、また、その達成度を毎年公表するとか議論がなかなか深まらないものなのでしょうか・・・。

それに輪をかけて失望しかけているのは民主党です。
特別会計から20兆円出すとか、特別会計と一般会計を一本化して、政治主導で予算をシンプルにするとか、嘘ですね。
まるで詐欺に遭った感じです。
自滅して今では自滅民主党、略して自民党では笑えません。

今年はそんな詐欺を撃つ、”撃詐欺(うさぎ)年”ですか?声も出ませんね。
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by asakura_h | 2011-01-08 09:55
聞き取るズがやってくる イヤーイヤーイヤー
今年も無事に新年を迎えることができました。
これから年度末までの3ヶ月間、まるで海水と真水が交わる汽水のような季節になります。
今年度の集大成と、新年度への準備期間と申しましょうか?

そのような微妙な感覚が、今の日本全体あるような気がします。
相反する方向があって漠然と入り混じっている。
しかし、どちらかに踏み出さないといけないのだが、居心地が良くて踏み切れないというような、いわば汽水の只中の日本人、汽水の日本人といいましょうか?
その曖昧性が生粋の日本人だと言われればそれまでですが・・・。

さりとて、うさぎ年の2011年、今年の目標は昨年と大筋では変わりません。
昨年はスタッフのスキルアップの一環として、チームワークや自分育て、目指せ職人を掲げました。
要するに、ただの看護・介護・事務職員ではなく、その道のプロである「職人」を目指せということなのですが、昔堅気の職人ではありません。
常に医療介護はチームワークですから、チームワークが取れる新しい「職人」を目指すことです。
その為の自分育てですが、今年はそれに”他人育て”と加えたいと思います。

”他人育て”(ひとそだて)は、周りの人を育てて自分の負担が少しでも楽になれば、という発想なのですが、結局は周りが育っていくと自分も育たなくてはならなくなり、皆が成長していく。
そして、皆が育てば自然とお互いのつながりも良くなり、チームワークも良くなっていくのではないかと思うからです。

また、昨年は個人的に”イヤーイヤーイヤー”にしようと決めました。
イヤーとは英語の「耳」、日本語の「嫌」、年の「Year」であり、”耳に嫌なことを聞く年”という意味です。
参考になったのは、田中内閣時代の後藤田官房長官の言葉です。

カミソリと言われた切れ者の後藤田官房長官は、部下に「自分の嫌な話を耳に入れろ、うまくいっているという話は耳に入れるな」と諭していたそうです。
確かにどこの組織にも問題点はありますから、問題がなく「うまくいっている」というのは、単に上司に「上手く言っている」だけなのです。
だから「常に嫌なことを耳に入れろ」となるわけですが、これも実践してもらいたいと思います。

何しろ先が見えず変動も激しいうさぎ年、跳ねる前にまず、色々聞く年だと思っています。
トップは常に正しい情報を求めて、また各部署のリーダーは部下からの声に注意深く耳を傾ける。
そして各スタッフは患者の声に、あるいは声なき声にきちんと耳を傾けることが重要でしょう。

2011年の11は、耳が2つ聞き耳を立てて、情報を聞き取るイメージです。
それがきっと”危機取る”につながるのでは・・・。

ということで最後に、ここ数年ビートルズの復活が人気ですので、「ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」にあやかって、今年は「聞き取るズがやってくる イヤー!イヤー!イヤー!」で行こうかと思います。
早速跳ね過ぎでしょうか・・・。
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by asakura_h | 2011-01-06 14:19