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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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格あるべしや?(21世紀の格戦争)
またぞろ、スペインの国債格付けが低下するとか?嫌な噂も。
何しろ去年は、アメリカの国債格付けが下がっただけで、金融市場は大騒ぎとなり、一気に円高も進行しました。
たかが格付けというなかれ、今では格付け会社によって市場を動かされる始末です。
新たな「格」の時代なのか?そう思った次第で、今回は他に気になる「格」を集めてみました。

まずは価格。
近頃よく耳にするのが、格安航空会社の参入で航空運賃の低価格競争ですが、まるで価格戦争ですね。あるいは、破格な値段を掲げての破格競争というべきか?一見いいように見えますが、高速バスの低価格競争の結果の悲惨な事故もあり、本当に安全性は大丈夫なのか心配です。特に空からは逃げられませんからね。いざという時のパラシュートも無料配布したりして。

次に規格。
ひと昔前で言えば、ビデオのVHSとベータ方式の争い、近年では、携帯電話の通信規格争いです。
日本方式対ヨーロッパ方式で、結局、日本方式が破れてガラパゴス化(世界からの孤立)の代表例のように言われていますし、確かに規格を制する者が世界を制することを痛感した話です。

以前にはスポーツの世界でもよくありました。
例えば、スキーのジャンプ競技で日本が強くなると、ヨーロッパ勢が一致団結して身長に合わせてスキーの長さが決められ、身長が低い日本人にとっては不利となり、結局、それ以降勝てなくなったとか。
日本生まれの柔道も世界基準という規格で、今では柔道着を着たレスリング状態で、以前程は勝てません。やはり、かって(勝つ手)が違うんですかね?

また、最近は電気自動車でアメリカと規格を巡り争って規格戦争のようですが、どうでしょう?
日本がややリードしているようですが、規格通し下手の日本、携帯電話の二の舞は御免ですが・・・。

そして資格。
こんな終身雇用制度の崩れた不安定な社会では、ますます重要になっています。
仕事に就くにしても、転職するにしても、資格がある方が有利ですが、特に医療系では絶対です。
何しろベッド数によって、医師・看護師など有資格者数が決められていますから、その数を満たすためには、どんなに技術面が劣っていても、協調性がなくても人数が必要なのです。
変な話、凄いスーパーマンが2、3人いるより、あまりできなくてもいいから、決められた人数がいる方がいいわけです。

その医療系の資格の中でも、医師が一番人気のようです。
法的には、全ての医療行為が医師を中心にして成り立っています。
看護師や放射線技師、検査技師なども医師の代わりという形ですから、権限もやりがいも多いでしょうが、責任も重いですけどね。

それから品格。
数年前に「国家の品格」という本がベストセラーになりましたが、それ以来ちょっとした品格ブームで、「女性の品格」とか似たような本が、品格なく出版されたこともありましたが、下手するとまるっきり”貧格”ですね。

仕事や日常生活に直結したところでは、人格や性格などは最重要です。いくら仕事ができてもねというのは四六時中耳にします。昔、沖縄返還の時、“核抜き本土並み”とかいうスローガンもありましたが、まさに、性格なんかは“「格」抜きでは本能並み”になりますからね。

そう考えれば、私達の日常は「格」あるものに振り回されがちですが、やはり「格」はあるべし、できることなら、よくあるべしです。
by asakura_h | 2012-05-30 17:30
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