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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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いつの間にか感中症
昨年の夏は猛暑で熱中症の患者が多く出ました。
まさに熱に中る(あたる)とはこのことです。

中るといえば他にもこんなのがありますね。
ネットにはまって中るネッ中症、タイガーウッズのようにセックスにはまって中るH中症(えっちゅうしょう)、猫が大好きで猫に中る猫中症(ねこちゅうしょう)、やたらと大きなものにはまって中るのは大中症(大中小)ですか?

それはともかく、最近、気になるのが、韓流ドラマに中る韓中症ではなく、感動または感激に中る感中症、別名「感動中毒症候群」、いわゆる感動したくてしょうがないという症状です。
感動が高じると具体的に行動します。

昨年のサッカーワールドカップや先日のアジアカップなどの一過性な騒ぎや、今回のタイガーマスクを名乗る寄付現象をうがってみると、ベースにはこの感中症があるのではないかと思ってしまいます。
この特徴は、喉元過ぎればあっさりと終わってしまう点、さらにはこの感動が裏切られたときのしっぺ返しが凄い点ですね。
途端にバッシングです。

恋愛ドラマでもありましたね。
セカチューといえばピカチュウの仲間ではなく、「世界の中心で、愛をさけぶ」という数年前の大人気小説ですが、そのヒット以降、テレビや映画では一時期不幸な恋愛が流行りました。
余命何日の人との恋愛話を取り上げたドラマや映画が作られて、まるで不幸な人と恋愛した者勝ちみたいな・・・。

これらは一種のお祭り待望症状でしょうか?
ドラマチックな何か非日常的な体験をしたい強い願望という。韓国スターに酔ってしまった中年女性や、今の斎藤佑樹ブームも典型例ですかね。

そのおかげか知りませんが、確かに祭りと称するイベントが多いような気がします。
高知なども「それしかないがかえ」と言うくらいよくイベントをやっています。
龍馬博の最中には、坂本龍馬の生誕兼命日のイベントがありましたし、龍馬博が終われば続いて土佐の「おきゃく」とかやっています。
去年の11月には広く介護士の仕事を知ってもらうために、「介護まつり」というのがありましたが、ちょうどその日も他のイベントといくつか重なり、あまり参加者が少なかったことを覚えています。
それにしてもイベント中心のお祭りは既に食傷気味です、何か違った祭りはないもんだろうか?ひょっとしてこう思うのも、いつの間にか感中症ですか?

この背景には、何か抑圧された状況があるような気がします。
特に日本では空気感が大事だと言われますが、もともと「気」は一種の超能力や超越した力を意味します。
雷から得る不思議な力が電気ですし、天候を支配する不思議な力は天気です。
人間の中にも根気、勇気、本気などあります。
空気は人間の周りで目には見えないけれど、何か力のあるものです。

今、日本はそういう空気に支配され息が詰まっているのではないか?
エアコントロール、エアコン症候群でしょうか?
政治もその一因でしょう。感中症はそのひと時の開放だと思ったりします。

一方、無感動症候群の若者もいるようで、なかなか程々でいることは難しいですね。
感中よりも、中感(中間)でいるというのは・・・。
by asakura_h | 2011-02-04 17:31
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