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医ごっそうのコラム茶や!


医療法人 仁泉会「朝倉病院」理事長の医ごっそうコラムです。
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夏祭り太り注意報発令
いよいよ八月にはいり、いよいよ夏祭りのシーズン。
うちでも関連施設や近所の夏祭りが始まりました。

それにしても夏祭りはいいですね。
天気さえ恵まれれば、夕方なので幾分涼しくなり、日常の疲れもひと段落です。
模様される様々な演芸などのパフォーマンスを見ながら、親しい人たちとの歓談。
また生ビールの一杯がたまりません。
でも、夏祭りでかなわないのは、ついつい焼きそばなどのB級グルメを食べ過ぎてしまうことですね。

ただでさえ、夏は夏太り注意の季節であります。
まず気温が高いと体の基礎代謝量は下がってしまうので、通常ほどカロリーを必要としてないこと。
この基礎代謝量とは体温と呼吸とか生命維持に必要な熱です。
それが下がっているところに栄養、特に焼そばのように炭水化物だと余分な脂肪になりやすいですからね。
他の食べ物では、スイカなどの果糖が多い果物も要注意、ついつい食べやすいので、食べ過ぎてしまうとこれも肥満傾向になるんですね。

また暑いと運動量も下がっています。
睡眠不足やエアコンの効きすぎも夏太りの原因とか。
あとは冷たい飲み物の過度のとり過ぎも人によっては肥満の原因になるそうです。

ようするに過度というのがポイントですね。
また暑いのをいいわけに運動をしないはやめ、特に非運動性熱生産というのが大事で、運動でなく、なるべく日常の活動の中で体を動かすようにするのがいいようです。

そんな中、いよいよ高校野球やリオのオリンピックと、本命の祭りもはじまりました。
特にリオとは十二時間の時差で、まるで昼夜逆転です。
睡眠不足から、夏太りにはよくあるパターン。
夏太りの夏、くれぐれも要注意です。
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# by asakura_h | 2016-08-09 14:05
また嫌な事件が起きた
日本はまだ平和と言いながら、痛ましい知的障害者施設への襲撃事件が起きました。
ちょうど産業医の研修で北九州市に七月末から一週間程いたころでしたが、いやな世の中のムードですね。

なんだか学校で起きるようないじめ現象の延長のような気がして。
周りに相手にされない、阻害された者が腹立ちついでに理屈をつけて、一番攻撃しやすい弱者を狙ったような感じですね。

だからと言って、過度に防備に走るのはどうかなと思ってしまいます。
無防備なのはおかしいとしても、過度のセキュリテイーで、地域との交流を閉ざすとかね。

私も高齢者施設を何か所か運営しているので、新たに防止の為の対策をたてろと通達がきて、各施設で建てた策を全体でまとめるような話し合いをする予定ですが、あまり過度の防備というのも考えもんです。

というのも、こういう凶暴な事件を起こす人が必ずいて、大阪教育大学付属池田小学校の事件も十年前、世の中が騒いでくれるのが目的みたいなところがあるような気がします。
だから、フランスのテロの時もそうだけど、そういう暴力に対しては、常に平静でいることが、最大の抵抗だと感じるんですけどね。
何が起きようが、いつもどおりの日常を、勿論すぐにはもどってこないだろうけど、送ること、そういうことじゃないかな。

土台、どんな予防策をうっても、つかまることが全体だったり、自爆が前提だったりする攻撃には、完全に防ぐことがく可能でしょう。
だいたいうまく逃げおおせる方法を考えようとするから、いろいろ知恵を使うわけで、それでどんなに考えても不可能だったら躊躇もしたりするわけで。
だいたい家族とか大事な人がいるからこそ、それが担保になるから、嫌なことがあっても我慢するわけで、そういうのもないし、またはどうでもいいという覚悟で来られると、防ぐのは不可能です。
さらに今回は施設の内部にいたわけで、セキュリテーも把握しているわけでね。

だからなるべくそういう人達が現れないような環境作りが必要なんだけど、どんなに話てもわからない人はいるし、難しいと感じます。

こういう事件は起きる、また誰かやる、形を変えてでも。
それでも他者に寛容な社会を叫び続けていくしかないのかな、続けていくしか。
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# by asakura_h | 2016-08-09 13:39
あけましても、おめでたくないこの頃
いよいよ梅雨もあけて、夏空いっぱいとなる季節。
一年の約半分、七月はまさに夏のお正月。
というのも、夏の暑さと雨の季節がだぶるので、まさにお暑(しょ)雨(う)月ですが、残念ながら(梅雨が)あけましておめでとうとならないのがこの頃。

何しろ、暑さが半端ないですね。
今年はエルニーショかラニーニョかで暑い夏だとか。
特に台風の発生が遅いのは二番目で、一番遅い時は台風に日本上陸の数が多かったというから、なにやら先まで思いやられそうです。

それにしてもこの暑さ。
熱中症シーズン全開で、水を求める人も多いでしょうが、もっぱら忘れないようにと盛んに宣伝されているのが、塩分補給のようで、コンビニあたりでも塩分製品のオンパレードです。
実際、お酒を飲んだ翌朝の水分補給も、ただの水よりも味噌汁の方がいいようで、試してみると、熱い味噌汁が結構おいしく感じます。
中には塩をポケットに忍ばせている方もいるようですね。
少々の高血圧の方でもこの暑さだと、塩分不足を心配した方がいいようです。
おかげで夜のカクテルでも塩犬を頼んでしまいましたよ。
塩犬とはソルテイードッグのことですが。

しかし、夏入り後の大騒ぎはポケモンゴーという現実とネット世界が混在したバーチャルゲーム。
おかげでスマホ歩きの増加とか、街中でも勝手にぶつかってくる人もいるかもしれないでの、こちらが気をつけないといけないとはやれやれですね。
自分の目の前ぐらいは責任を持ってもらいたいものです。
せめて現実を向いて歩こうよ。

それでもポケモンゴーぐらいでがたがた言っているうちはまだ幸せかもしれませんね。
アメリカでは白人警官の黒人に対する暴力が原因で不穏の雰囲気。
その中で対立を利用するか、煽るようなトランプ大統領が共和党の候補に選ばれました。
果たして彼はジョーカーなのか?エースなのか?

フランスでもドイツでもテロがおきました。
今後のことを考えると、フランスはますます仏騒(ぶっそう)になりそうですね。
独逸も独りごとではすみません。
トルコではクーデター未遂で、これで独裁傾向が強まるとか?

確か先月はバングラデシュのテロで日本人が標的にされました。
フライデーという雑誌には痛ましい残酷な処刑後の写真が掲載されていました。
背後に日本が有志連合の一員だから狙われたということですが、案外、わずかな富裕層が世界の富の半分を牛耳っているという現実から、日本人イコール金持ちのイメージで狙われたとしたら、いやな流れです。

そう考えると、確かに異様な殺人事件も増えつつある日本ですが、まだ平和なんでしょう。
暑さぐらい、なんだと思ってしまいました。
でも、やはり暑さ、十分気をつけましょう。
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# by asakura_h | 2016-07-24 15:37 | コラム
大学病院のABC
前回に続いて、神経内科が自立したことから大学医学部の医局について一言ですが、やはり大学の医局が地方医療の中核だとますます感じるこの頃です。
同じ規模の島根県と比較して、高知県に神経内科医の数が半分ぐらいなのも医局のスタッフの数ですから。

医局は地方経済に例えれば銀行の役割だと思います。
お金の流やビジネスの情報を提供する銀行と同様に、大学の医局も人材と医学の知識や情報を提供する。
いわばポンプのようにそれらを循環させる役割ですね。

今までは”医局つぶしの時代”があり、へき地の病院に医師が派遣できないという、いわば地方の医療の危機がありました。
この医局つぶしは話によると、ILO(国際労働機関)が日本の医局制度が奴隷制度に近いと、勧告があったからだと聞きます。
確かに本人の意向を無視して、派遣や長時間労働させることが当たり前でしたからね。
自分も入局の時に当時の医局長からは”君たちは奴隷です”と言われたので、半分冗談のように聞こえましたが、半分は事実を表していたんでしょう。
とくかく雑用も多かった。
よく冗談で、一年目でうまくなったのは、記録した心電図をきれいに別紙に張って整えるぐらいだなんていうくらいですから。

それでもまだ自分達の時代は多少改善された方でした。
まだ給料はわずかながらでましたから。
六十年代後半の学生運動の発端が、研修医(新人医師)の無給長時間労働ことを考えるとですね。

この”医局つぶし”は厚生労働省の意向ですが、厚生労働省は旧厚生省と旧労働省の合併です。
ILOの意向にそい、旧労働省の役人が動き、ちょうど合併後、交代で事務次官を出し合っていたので、旧労働省側が事務次官の時のようです。
これ以降、大学に縛られない働き方の医師が増えています。

おかげで随分と医局制度もかわり、比較的本人の意向を尊重しながら医局の派遣もされているようです。
他の病院にスタッフをとられないように、雑用を減らして、勉強できるようになっているようです。

そんな新しい医局時代、これから大学病院にはABCが必要かなと思っています。
Aはアカデミック(学問的)という意味ですね。
Bはビジネス、やはりビジネス的感覚が必要でしょう。
厚労省もまた聞きですが、これからは病院も保険に頼らず、もうけるところが自分達でもうけてくれという意見があったそうです。
おそらく文科省もそうでしょう。
事業展開している大学も増えてきています。
どうやら官僚側も変わってきているんですね。

ですからAとBがC(コンビネーション、コラボレーション)することが、それがABC。
そこに新たな大学病院像があるような気がします。
是非、医局には、スタッフが集まり、人材、知識や技術を地域に回して、連携やレベルアップの要になってほしいと期待しているところです。

(参考)
他にCとはクリニカル・メデイスン(臨床)、Dとはドウ・リサーチ(すこし格式ばった言い方の研究)、Eとはエドウケイション(教育)なのでAからEという言い方もありますけどね。
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# by asakura_h | 2016-07-23 17:40 | コラム
ペイシェント・ファースト?どういう意味か?
先週の土曜日にはお祝いがあり、参加してきました。
そのお祝いというのが、高知大学医学部の老年病学という教室から、神経内科という、主に脳梗塞、認知症やパーキンソン病などの神経のハードウェアの障害(ソフトウェア障害が精神科)を見るグループが一本立ちをする会だったのです。
それまで神経内とというと、心臓疾患を中心とする循環器、アンパンで有名な香北町で、高齢者のフ調査を中心に行う老年病科の中にあり、あまり目だたない存在でした。
何しろ医局員の数が少ないですから。

もともと神経内科というと、難病が多くて治らない。
神経がごっちゃごっちゃして、とっつきにくいイメージが学生にはあります。
反対に心臓だとシンプルなんですね。

だからというか、そもそも循環器と神経内科の医師というのも、キャラ的に水と油でした。
循環器は速さが勝負ですから、全体が一つのチームとなり対応します。
いわば体育会系、内科の中でも外科に近いかもしれません。
神経内科は脳卒中のような救急系となれば違いますが、疾患の変化がゆったりしていることが多いですから、比較的に静かで、熟慮タイプが多いかもしれません。

その二つが一つの教室にあったということは、珍しいかもしれませんが、この教室の創始者の小沢先生の力です。
今から三十年程までしょうか、医学部ができる時に最初は第四内科という話もあったそうですが、四では縁起が悪いのでそれは却下となり、老人先進県であり香北町の研究があったので老年病科としたそうです。
専門として小沢先生は循環器だったので、必然的に循環器が中心となったのですが、途中でこれから老年病は神経が重要になると考えて、神経内科を新たにはじめたというわけです。

ただ、当時は物理的に隣の精神科の中にも神経内科がありました。
これは西日本の大学病院に多いパターンなんですが、脳外科以外の神経系はハードもソフトもまとめて精神科でひっくるめて精神科でまとめられていました。
ですから、老年病科と精神科に神経内科が分かれていましたが、これからは一つになるということです。

それにしても自分が研修医として医局に入局したのが、二十五年ほど前、やっと平成になった頃です。
その頃は神経内科の担当の松林先生がネパールにいってしばらく不在のまま入局したことを覚えています。
おかげで循環器科をしらばく勉強できましたが、体育会系なのでハードでした。

循環器科は土居前教授が講師をやられていて、”ペイシェント・ファースト”がキャッチフレーズでした。
”ファースト”は第一という意味でわかるんですが、問題がその前の単語の意味がわからなかったんです。
ところが、われわれ新人歓迎会の席に土居先生が”君たち(研修医)は奴隷です”と本気か冗談かわかならないフレーズを口した途端に意味がわかりました。

なるほど”ペイシェント・ファースト”ということは、”ビー・ペイシェント・ファースト(まずは我慢しろ)”という意味なんだと。
ようするにペイシェントには、形容詞の”忍耐強い”という意味と名詞の”患者”という意味があり、わかりにくかったのが、その言葉ではっきりしたと感じたからです。
でも、本当は”患者優先”という意味、名詞の前に”一人の”を意味する冠詞のアをつけて”ア・ペイシェント・ファースト”のようですね。
まあ、大学病院ですから、常識的にはそうとるのが当たり前なんでしょうが、ペイシェントの前が”ビーBE"でなく”エイA"だったというおちですが・・・・・・・。

それはともかく、自分としては、循環器だけでなく、神経内科があり、なんとかやっていけたかなという思いがあり、松林先生には感謝しているところでです。
これからは確かに高齢者がふえてくるにしたがって、神経系の患者は増えているのが確かです。
是非、新しい教授古谷先生、スタッフの大崎先生、森田先生等を中心に、高知県の神経内科のネットワークができることを祈っています。
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# by asakura_h | 2016-07-20 13:40 | コラム